今週のヘラブナ推薦釣り場2022【群馬県・近藤沼】

今週のヘラブナ推薦釣り場2022【群馬県・近藤沼】

管理池や釣り堀みたいな入れパクよりも、ポツポツ釣れる時合いのほうが楽しい。でも手軽さは外せない。そんな欲ばりな人にオススメなのが、群馬県館林市にある近藤沼の浮き桟橋だ。

(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース 編集部)

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ヘラブナ釣り 淡水の釣り

近藤沼の概況

群馬県館林市の西部にあり、東北道館林インターからは空いていれば所要10分ほどと至近。周囲は公園化され浮き桟橋・駐車場・トイレ完備。女性・子どもでも安心・手軽に釣りが可能だ。

アベレージサイズは尺前後でも、広大な沼で育った魚たちの引きは強烈。これを経験すると不思議とまた通いたくなってしまう。キレイなトイレも完備なので女性にもお勧め。

今週のヘラブナ推薦釣り場2022【群馬県・近藤沼】概況図(作図:週刊へらニュース 編集部)

1975年に行われた土地改良事業の一環で、元々あった約75ヘクタールの沼と湿地帯を沼底の掘り下げと土地改良によって現在の形態に。

さまざまな魚種が生息しているが、釣りの対象魚として人気なのはヘラブナ(定期放流あり)・ブラックバス・ワカサギだろう。ワカサギのみ釣期が定められているが、ヘラに関しては1年を通して釣りが楽しめる。

なおブラックバスもここでは対象魚。よって有効な釣り券を保有する者であれば、たとえバサーであっても浮き桟橋への入場が許可されている。とくに朝夕はバサーの数が多く、桟橋のうしろをひん繁に歩くが、同じ釣り人同士なので仲よく声をかけ合って楽しく釣りをしてもらいたい。

ポイント

東・中央・西の各沼があるが、これからのメインは中央の沼。しかも浮き桟橋が有望だ。東にも同様の桟橋があるが、人気・釣果ともに中央のほうが勝る。かなりの大人数が入れるので、むしろ中央・浮き桟橋の一択で差し支えないだろう。万力を付ける受け木もあるので、手軽に釣りを始められるのもうれしい。ただし桟橋が後ろ下がりなので、自前の釣り台などで座面を水平にする必要があるかもしれない。

今週のヘラブナ推薦釣り場2022【群馬県・近藤沼】中央・浮き桟橋の西側(提供:週刊へらニュース 編集部)

では中央桟橋ならどこでもいいのか?

実は意外にも水深差がある。深いのは東側入口から桟橋がクランク状に折れ曲がった所までで、ここなら竿21尺チョウチンが可能なほど。そこから西に向かって徐々に浅くなり、西端付近の水深は3本前後となる。

底釣りをするなら浅いほうがむしろ理想だが宙オンリーなら、水深が深いほうが選択肢は広い。

今週のヘラブナ推薦釣り場2022【群馬県・近藤沼】既設桟橋もアリ(提供:週刊へらニュース 編集部)

人気があるのも東寄りで西端側は不人気。ただし西端ではチョウチンがやりづらいだけで、中途半端ダナの宙釣りでもいいのなら、むしろ混雑を避けられて釣果が上がる可能性もある。なお短竿チョウチンであれば、西端であっても可能。

既設釣り台が大半を占める西の沼はこの時期、ほとんど釣り人の姿は見かけない。やればウキは動くだろうが、ジャミやマブナが主体。あえてやるとすれば、両ダンゴまたは両マッシュのカッツケか。

東の沼なら浮き桟橋がいい。ただし中央の沼よりも魚影が薄く、また入釣者が少ないためアタリ出しも遅い。

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