伊豆エリアの沖の水温が16~17度の表記。春イカサイズの釣果が聞こえてくるころになった。産卵開始の目安になる水温ではあるが、沿岸の藻の生え方は場所によりまばら。果たしてイカと出会えるだろうか。陸っぱりエギング釣行をレポートしよう。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター野中功二)
当日の状況
天気は曇天。北東の風が吹き、翌日は雨の予報。潮は、潮がわりとなる若潮での釣行。潮が動かないと厳しい展開が予想された。
ポイントに着くと貸しきり状態だが、やや風は右から正面、時折ウネリもセットで入り釣りづらそうで、取り込みにも気を使いそうだ。下げ潮8分で釣りスタートだが、磯際には立てない状況だった。
タックル
タックルは、こんな時に威力を発揮するロングロッド、アサルトジェットタイプS SD90、ラインはアーマードF +プロ0.6 号、リーダーはパワーリーダー2.5号、リールはヴァンキッシュC3000、エギは波気があるためアオリーQ3.5号を軸にダートマスター、フィンエースといったエギをチョイスとした。
潮の変化に合わせて
16時30分に現場に到着。曇天ローライトのため3.5号ケイムラゴールドオリーブからスタート。回収時水面にベイトなし。潮色はいつもより暗い。波気のため海面には泡ができている。回収したエギを確認すると、時折冷たい時があった。海面にできた泡で潮の流れを確認し、沖の潮目の変化を探る。
泡の向きが変化したのは、潮が動いた証拠だ。集中するとフォール中にひったくるアタリで1匹目をキャッチ。早々に幸先がいいが、残念ながら追尾はなかった。
大型ヒットもバラシ
チャンスタイムと思い、フィンエース3.5号のマズメマスターをキャスト。沖の潮目に入りフォールさせると、突然ラインが張りドラグが出る……。いつもは緩いドラグだがフィンエースということもあり少し締めたセッティングだった。ジェット噴射と重さで腕1本での掛かりと判明。ドラグを緩めようとした瞬間、ポヨ~~ンとテンション抜け。やってしまった。