コノシロ料理と言えば、刺し身や酢締めが定番。しかし、焼いてもかなりイケる。今回は釣り好き店主(藤まる食堂)がおすすめする「コノシロの香り焼き」を紹介する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
コノシロの持ち帰り方
コノシロを美味しく持ち帰るにはまず、絞め方から。釣れたコノシロはハリから外し、すぐにナイフなどを使って絞める。
魚が動かなくなったところで、しっかり血抜きする。この時、水汲みバケツに入れて1~2分置くと早く血が抜ける。
下処理
次は持ち帰ったコノシロの下処理。魚をクーラーからシンクに移して軽く水洗いし、ウロコを剥ぐ。専用のウロコ取りを使い、魚に水道水をあてながら行うと、ウロコが飛び散らない。
あとは頭と尾っぽを切ってワタを取り、骨が硬い腹の部分はやや大きく切り落とす。
コノシロを捌く
下処理を済ませたコノシロは背開きの要領で、両面に包丁を入れていく。この時、身を切り離さずに、バタフライにするのがコツだ。
みそを挟む
開いたコノシロは背側に少量のみそを挟む。これをスプーンで薄く伸ばせばセット完了。あとはグリルで焼く。
食べごろサイン
食べごろサインは魚の表面にほんのり焦げ目が付くころ。焼きたてをひと口ほおばれば、まるでヤマメを食べているような風味。
みそだけで、これほどの香りになるとは……。ただし、個人的な感想なので、フェイク料理として受け止めてほしい。
保存方法
余った分は冷凍して保存ができる。しかも、解凍してすぐに焼けるので、急な来客にも対応できて便利がいい。
冷凍室内に入れる際は、みそを挟んだ状態でラップをかけてから。大きいものは1尾ずつ。小さいものは2尾ずつ包む。
解凍のコツ
解凍する時は冷蔵室内でゆっくりと。常温で解凍したり、レンジを使うと、ドリップが出やすくなるうえ、味落ちする。
<松田正記/TSURINEWSライター>