熊本県の天草で、ミズイカ(アオリイカ)の釣果が上向いていきた。数は少ないものの、出れば型はいい。12月5日に釣行した時の様子をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
大江漁港でエギング
天草のミズイカは、梅雨時期を除けば、おおむね一年を通して狙える。冬から春は型がよく、500~800gが平均サイズ。時折キロ超も交じる。堤防からエギングで狙うのが一般的な釣り方だ。
この日は午前5時ごろに大江漁港に着いた。夜明け前は港内の外灯下を攻め、明るくなってから、釣り歩く計画を立てた。
エギはピンクとナチュラルの2色。いずれもゆっくり沈下しながらミズイカにアピールするドローフォーで、3.5号を選択。まずはピンクを使って近距離から探ってみた。
同港は根掛かりが少ないため、底からじっくり攻めてみるものの、反応がない。そこで釣り座を少しずつ移動し、「夜はピンク」を信じて手返しを繰り返した。
800g本命&コウイカも登場
外波止に移って2投目だった。着底後に3~4回シャクリを入れ、フォールさせる時に大きいアタリ。相手はグイグイ引き、ドラグが鳴る。慎重にやり取りし、ゆっくり浮かせたのは800g近い大型のミズイカだった。
同じ要領でシャクリ続けること数投目、今度はずっしりと重いアタリがきた。小気味いい引きを味わいながら、抜き上げたのは300gほどのコウイカだ。
コウイカのアタリは続いた。しかし、近くまで寄せたところで、取り逃がす場面が2回あり、悔やまれる。それでも休むことなく攻めた。だが、夜が明けると、反応はなくなった。
色替えが的中
今度はエギのカラーをナチュラル系に替えた。過去の経験から、日中はナチュラル系にヒットすることが多いためだ。
この日も見事に的中。シャクリ後のフォール中にヒットした。これは、さほど手応えはなく、上がったのは300g前後のミズイカだ。
この日の釣れるパターンを掴んだかに思えたが、アタリは続かない。