熊本の天草通詞島にシーバス狙いで釣行した。ルアーを流れに乗せてドリフトさせ、60cmのきれいな本命をキャッチしたので、その模様をリポートする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・日髙隆行)
通詞島でシーバスゲーム
7月13日午後9時30分、熊本の天草通詞島に到着、狙うはシーバスだ。あいさつしながら堤防先端を目指す。先端に到着すると常連に釣果を聞くと全然だそうで反対側の犬走りに入る。
タックルはロッドがエンカウンター106MH、リールはストラディック5000XG、PEライン1.2号にリーダー5号、先発ルアーはショアラインシャイナー120レッドヘッド。
潮は上げ潮。左から右少し犬走りからはやりづらいが下げの方がまだやりづらい。先発ルアーにはチェイスすらなくどんどんルアーチェンジしていくとスイッチヒッター60にチェイス。「浮き物か」とヒントを得たところでエサ釣りの人が外側を狙うというので場所交替。
60cm美麗シーバス手中
ルアーをラザミン90クリアカラーに変更し明暗の暗まで遠投してそのまま放置、流れに乗せてナチュラルドリフトで誘うと「お、見に来た……あ~見切った」。
その後何投かしていると「ジュバッ!」ひと呼吸置いて、ロッドに重みが乗ったのを確認。「乗った~!まぁ、60cmくらいだな」。強引にいくとフック8番なのでドラグを緩くして散々走らせ、横になったシーバスを難なくキャッチ。サイズは60cmちょいだが、めちゃくちゃエサを食べているキレイな魚体。
「次、次」と同じ要領で暗から流れて来るベイトを演出していると「で、デカイ、食うぞ」ドバッ!「抜けた~食いミス~」明らかに90cmはいってそうなモンスタークラスの本気食いだった。
フック刺さり具合がヒントに
ルアーは合っている。魚に対してルアーが合っているかいないかは、フックの刺さり具合で分かる。
丸のみやハーモニカ食い(口に対してルアーが横、ハーモニカをくわえてるような食い方)、フロントフックが「口の中」に入ってる場合などはルアーを「エサ」として食ってきているのでルアーが合っている証拠だ。
リアフック(後ろのハリ)に掛かったり、薄皮1枚、顔などにハリが掛かっている場合は一度ルアーを「エサ」と認識して食ってはきたが、寸前で本能が違うと判断してショートバイトになったり、食いミスで反転した時に顔にフックが掛かったり、口の中からではなく外側から掛かったりと、必ず魚からのヒントがファーストフィッシュから得られる。
ルアーチェンジのきっかけ
まだいっぱい釣りたいと思う人は、ハリの掛かり具合を見てルアーをチェンジしたり、レンジを変えたりとすればその日、そのタイミングに合ったルアーが見つかり、爆釣につながると思う。
さて、その後、期待していた下げの潮でシーバスが浮くと思っていたが、まったく浮かず不完全燃焼で帰路についた。
<週刊つりニュース西部版APC・日髙隆行/TSURINEWS編>
通詞島