2021年のタチウオはアタリは小さく、誘い方によってはまったくアタってこない。こうなると専用竿が圧倒的に有利。今回、シマノインストラクター・富所潤さんが最新タックルを携え釣行。狡猾なタチウオをとの知恵比べの模様をお届けしたい。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部 佐藤理)
東京湾タチウオが狡猾に?
昨年、大ブレイクした東京湾のテンヤタチウオ。その魅力は”ドラゴン”と呼ばれる大型ばかりが食ってくること。シーズン盛期はタダ巻きでアタってくることも多かった。
しかし、2021年は様子がかなり違う。どう考えても、魚がより狡猾になっている。アタリは小さく、誘い方によってはまったくアタってこない。こうなると専用竿が圧倒的に有利。今回、シマノインストラクター・富所潤さんが最新タックルを携え釣行。ずる賢いタチウオを相手にどう攻略していくのか……。
サーベルマスター Xチューン
当日持ち込んだロッドは『サーベルマスター Xチューン テンヤ』。過熱するテンヤタチウオを攻撃的に攻略するための専用モデルだ。
高強度化されたスパイラルXコアのブランクス、手感度を高めるカーボンモノコックを採用。テンヤタチウオ釣り特有の誘い、アワセ、感度、強度、操作性を徹底的に追い求めた攻めの釣りと、快適な釣りを高次元で融合させた先進のロッド。
違和感を与えず乗せる釣りに対応する「73M190」、目感度と手感度を兼ね備えた基軸となる「82MH180」、攻撃的な掛け調子の「91H160」と「91H173」の4タイプ。
究極のガングリップ
注目は、究極の握り心地を追求したシマノ独自のXシートエクストリームガングリップ。テンヤタチウオは、瞬時のフッキング(アワセ)が重要な要素。この動作をスムーズに行うため、手のひら全体でロッドを握り込めることは非常に頼もしい。さらに長時間、手持ちで誘い続けても指や手首が疲れない構造になっている。
フォースマスター200DH
リールは7月に発売予定の『フォースマスター200DH』。ワンハンドでの操作性を向上させるため、サイドプレート面積を20%コンパクト化するとともに軽量化にも成功。電源ケーブルのハンドル側配置と相まって、手のひらで包み込むようなパーミング性を実現。中間速設定機能を追加した”NEWタッチドライブ”とスプールに触れながら、オン/オフ切替ができる”スピードクラッチ”を搭載。
ハンドル1回転60cmを超えるハイギア化で、手巻きでのリズミカルな誘い操作や巻きアワセによるフッキング性能が向上。MUTEKI MOTOR+による高速な仕掛け回収スピードは、手巻きより圧倒的に速くストレスフリー。
ほぼ完璧な等速巻きを実現する”電動等速巻制御”や、フォール中のモーター音を解消する”モーター&クラッチ連動機能”、その日のアタリスピードを手巻きで探り再現できる”ハンドルスピード表示”が便利。
PEライン0.8号までの巻き込みトラブルを防止する”ラビリンス構造ボディ”でアングラーをサポート。さらに海の状況をリアルタイムで知る簡易魚探機能”NEW海底・魚群水深表示”を搭載。シマノテクノロジーを凝縮した衝撃のコンパクトが電動ライトゲームを新たな世界へと導く。