魚料理、特に加熱調理の中では最もメジャーといってもいい「焼き物」。でも塩焼きだけでは飽きが……。そこで、今回は簡単で長期保存も可能なヒラマサの西京焼きを紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)
ヒラマサの西京焼き
焼き魚はシンプルな塩焼きもいいですが、しょう油やみそなど調味料に漬け込んで焼く漬け焼きは魚の旨味を調味料が引き立て、一層美味となります。とくに味噌漬けのひとつである西京焼きは西京味噌の上品な味わいが魚の味を引き立て、グレードアップしてくれます。
しかも、西京味噌は塩分が普通の白みその半分以下なので時間が経過してもしょっぱくなりにくく失敗する心配がほとんどない。料理の腕がなくても味噌が勝手においしくしてくれる感じです。日持ちして保存が効くのもうれし。
材料
まずは必要な材料から紹介。
ヒラマサの切り身
6~10切れ(というか好きなだけ)
Point:今回はたまたまヒラマサ。もちろんヒラマサ以外の魚もOK(ブリ、サワラ、マダイ、ハタ類など)
味噌だれ
西京味噌 1パック(300g)
みりん 大さじ3(45cc)
料理酒 大さじ3(45cc)
しょうが 1かけ(すりおろし)
塩
適量
釣り場での下処理
魚が釣れたら魚が元気なうちにナイフと海水で血抜きをします。
血抜きした魚はクーラーボックスのたっぷりの氷に海水をひたひたに注いだ海水氷などで冷やし、なるべく鮮度のいい状態で持ち帰りましょう。海水を入れずに氷だけの場合もなるべく大量の氷で魚を覆い低温のまま持ち帰りましょう。クーラーボックスに2Lのペットボトル氷1本だけとかブロックアイス1本だけとかでは保冷力弱くおすすめできません。
自宅での下処理
ヒラマサはウロコを落とし、エラと内臓を取り、きれいに水洗いしたのち3枚に下ろし、皮を付けたまま焼き魚用の切り身にする。切り身をもう一度さっと水洗いしキッチンペーパーなどで水分を吸わせなるべく水っぽさをなくします。
Point:切り身を取る場合、皮側から切るのではなく身側から切ると、皮側の切り口がまっすぐになりやすくきれいな切り身なります。