魚料理、特に加熱調理の中では最もメジャーといってもいい「焼き物」。でも塩焼きだけでは飽きが……。そこで、今回は簡単で長期保存も可能なヒラマサの西京焼きを紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)
ヒラマサ西京焼きレシピ
いよいよ具体的なレシピを紹介していきます。
仕込み
1、ヒラマサの切り身をザル付バットなどに並べて、切り身の両面に強めに塩を振る。20分以上置き切り身から浮き出た水分をキッチンペーパーなどで拭き取る。
2、ボウルなどに味噌だれの材料をすべて入れ、ゴムベラなどでよくかき混ぜる。
3、ゴムベラ等で味噌だれを魚の切り身1枚ずつ全面に塗りつけ、タッパーやチャック付ポリ袋などに並べて入れる。なるべく塗り残しがないように気をつける。冷蔵庫に保存し、3日ぐらい置く。
Point:新鮮な釣魚ですので仕込後すぐでも焼いて食べられますが、味噌だれがまだあまり浸みこんでませんので、すぐに食べる場合は味噌だれを後乗せして薄味を補完したり、追加で塩を振るなどしてください。
焼き方
1、味噌だれに付け込んだ切り身を食べる分だけ取り出し、ゴムベラやキッチンペーパーで表面の味噌だれをきれいに拭き取り、ザル付バットなどに30分くらいおき常温に戻す。
Point:切り身に味噌が大量に残っていると焼いたときに焦げやすくなりますのでなるべく拭き取ります。また、切り身が冷えたままだと芯まで火が通りにくくなります。逆に好みであえて味噌を少し残し焦げ目を作るのもいい。それな。
2、 魚焼きグリルを強火で3分予熱したあと、切り身を並べ弱火で5-8分焼きます。こんがり焼けたらヒラマサの西京焼きの完成です。
Point:焦げやすいので予熱後は弱火か中火で焼きます。筆者が使用しているのはガスの両面焼きグリルですが、お使いの魚焼きグリルの個性に応じて焼き時間・焼きかたは調整してください。焦げ付きやすいので途中で焼き加減を目視で確認することをおすすめいたします。
釣魚を西京焼きにするメリット
西京焼きは仕込みに日数がかかりますし、冷蔵で何日も保存できるうえに、チャック付ポリ袋などに入れて冷凍保存も可能です。つまり、釣った魚を時間差攻撃で長く楽しむことができます。大物や大釣りなどで釣魚がすぐに食べきれない場合などの作り置き料理としてもおすすめですよ。
ちなみに今回筆者はヒラマサの西京焼きを漬けはじめてからチャック付ポリ袋に入れて冷蔵保存したものを約2週間後に焼いて食べましたが、全然おいしくいただけました。あくまでも個人の感想で品質を保証するものではありませんよ。
せっかく釣ってキープした魚は最後までおいしくいただきましょう。
<宮崎逝之介/TSURINEWSライター>