4月21日と22日、津市に位置する香良洲海岸へキスを狙って釣行。21日は3匹に終わったが、22日は5連掛けも交え25匹を得たので、その模様をお届けする。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・ 横山准司)
香良洲海岸で投げキス釣り
4月後半に入り気温が25度前後まで上がる日が出てきたことから、平日ではあるが4月21日、津市に位置する香良洲海岸へ釣行してみることにした。休日ではないので、2時間程度の釣行となる。仕事を終え、すぐに香良洲海岸へ向かった。
今回の潮は長潮。満潮は午前11時43分なので、ゆっくりと落ちていく潮になる。キス釣りのシーズン初めは、水温が低いので潮が落ちている方が、日差しが海底に届きやすいので、水温は上がり、キスも高活性になる。
会社から車を走らせ、午後4時すぎに香良洲海岸へ到着した。やはり、陽はだいぶ傾いてきている。釣り座は松林から南に少し行った、スロープがある場所から始めることにした。この時期は、海藻が多いので、その前後が狙いめになる。
時間が無いので、急いで支度をし、第1投は6色へ投入した。北西の風が5~6mとかなり強いので、キャストしづらく、アタリも取りづらい状況だ。
7色~6色で本命ゲット
オモリの着水を確認し、イトフケを取り、探りを開始するとしばらくしてアタリは出たが、アマモに仕掛けが絡み、回収すると、ハリがない。アマモが5~6色近辺にかなり生息している。
2投目はアマモを避けるため、7色出し切りから、6色のイトの範囲を探るようにすると、キスのアタリがあり、アマモ帯を避けるため、仕掛けを急浮上させて回収すると、キスが1匹掛かっていた。
何回かキャストを繰り返すとキスのアタリは出たが、うまく掛けられず、この日は午後6時にて終了した。釣果は小型が3匹だった。今回キャストした感じで、キスのいるポイントを知ることができたので、翌日再度挑戦してみることにした。
アマモ周りで反応を探る
4月22日、潮は若潮で満潮が午後2時9分、干潮が午後8時39分とのことだ。エサは前日の残りで十分なので、コンビニで氷を購入し、香良洲海岸へは、午後3時30分ごろに到着した。昨日のポイントは比較的感触が良かったので、松林から300mほど南の場所でスタートすることにした。毎年恒例のマイポイントだ。
車を止めタックルを車から降ろし、急いで砂浜に降りた。車の正面からキャストをする予定だ。キスの活性は低いので、ハリは小さめの競技キスSPの4号を使うことにした。吸い込みが良く、ハリ先が鋭く強いので掛かりやすい。
前日の結果から、アマモの前後にキスがいるので、そのポイントを狙う。夕暮れが近く、アマモの位置が分からないため、7色の後半からアマモの生息している6色前後を探るのが良さそうだ。仕掛けをアマモに近づけながらキスを釣る作戦だ。
開始早々にキス2連
第1投は7色出し切りからスタートした。オモリの着水を確認し、イトフケを取り、探りを開始した。
気を付けないと、アマモに仕掛けが引っ掛かるので、ゆっくりとキスのアタリを期待しながら、探りを開始すると、半色ほど探った所で、キスのアタリが出た。
力強いほどのアタリではないが、確実にキスと分かるアタリだ。早アワセは禁物なので、ゆっくりと誘いをかけながら連掛けを狙うと、少したって、追加らしきキスのアタリが出た。幸先が良さそうだ。
そのまましばらく探りを繰り返し、5色残して仕掛けを回収すると、キスが2連で掛かってきた。狙い通りだ。
5連掛けも達成
キスをクーラーに入れ、エサを付け替え、第2投目も8色の手前へ投入した。イトフケを取り、探りを開始すると、いきなりキスのアタリがサオ先に伝わってきた。ちょうど良いポイントに仕掛けが入ったようだ。そのまま探りを続けると、キスのアタリが立て続けに出た。
しばらく探り、仕掛けを回収すると、波打ち際になんとキス5連の釣果が現れた。この時期にいきなりの5連だ。思わず笑みがこぼれた。