『トンジギ』絶好調 初挑戦で9kg&10kgマグロ手中【渡船屋たにぐち】 

『トンジギ』絶好調 初挑戦で9kg&10kgマグロ手中【渡船屋たにぐち】 

2月11日、三重県・志摩沖のトンジギが好調のようで、2日前に友人の鈴木さんと急きょ計画した。初挑戦であったが本命2匹を釣ることができたので、リポートする。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・内藤元生)

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渡船屋たにぐちでトンジギ

最近大物釣りに興味を示し、去年からのステイホームで筋トレに励む私に、1月の誕生日に妻がプレゼントしてくれたロッドのオシアジガーB60-5と、リールのオシアジガー2001NRのデビューの日がやってきた。

『トンジギ』絶好調 初挑戦で9kg&10kgマグロ手中【渡船屋たにぐち】 筆者のタックル(作図:週刊つりニュース中部版APC・内藤元生)

船は釣り師匠の水野さんからの紹介で、三重県・南伊勢町宿浦の渡船屋たにぐちにお世話になることにした。

予約の電話で船長からタックル、ライン、ジグ、釣り方などいろいろなアドバイスをいただき、会話の中でなんとか釣らせようという船長の気持ちが伝わり、久しぶりのワクワク感がわいてきた。

出港前にブリーフィング

私たちはアドバイスに基づき、急ピッチで準備。当日は午前5時30分に集合。乗船手続きを済ませ、釣り座はトモから2番目に私、3番目に鈴木さんとなった。

7人の乗り合いで、出港前にブリーフィング。ブリーフィングを行う船長は初めてだったが、非常にいいと思った。乗る船によって船内の設備が違うし、釣りスタイルも違う。海況の説明もあり、それを最初に説明していただくのはありがたい。

開始早々に船中1匹目

さて、いよいよ出港。ポイントまでは1時間半ほど。風が強く波も高く早帰りの可能性があるとのことだったので、暗雲が漂った。しかし、その暗雲を払うように鈴木さんの隣の釣り人にヒットだ。150mほどラインを出したところで、フォール中のヒットだそうだ。

数分後にビンチョウマグロをランディング。魚はいる。テンションが上がった。しかし、その後は何の反応もなく1時間が過ぎ、2時間が過ぎ、3時間が過ぎ、嫌な雰囲気になってきた。

水深100mフォール中に本命

このまま終わってしまうのか。早上がりか。またドテラ流しで強風のなか、300gのジグの釣りで腕に疲れと痛みも生じてきた。だんだんマイナス思考になってくる。

それでも気力と体力を振り絞り、粘り強くシャクり続ける。そして10時30分、ついに「キターーー!きたきた!!」。私にヒットだ。水深100mまでの浅いレンジで、フォール中にヒット。

間髪入れずトモの釣り人にも同じパターンでヒット。ミヨシの人にもヒット。トリプルヒットだ。これがビンチョウマグロの時合いか。体力が消耗したなかでのヒットはうれしいが、腕には厳しい。

10分の格闘の末9kgを御用

船長はオマツリしないよう場所を移動するよう指示してくれ、波の上下を利用してタイミングよく巻くことをアドバイスしてくれた。また、ヒットしていない人はジグを上げ応援に回る。

皆の協力を得て、腕の痛みをこらえながら初のビンチョウマグロ9kgをランディング。10分ぐらいファイトしただろうか、とにかく長い時間だった感覚だ。応援に回ってくれた人からも、おめでとうの祝福をいただいた。

『トンジギ』絶好調 初挑戦で9kg&10kgマグロ手中【渡船屋たにぐち】 1匹目は9kg級(提供:週刊つりニュース中部版APC・内藤元生)

釣友にも本命9kg

他のヒットした2人はフックアウトとライン高切れで残念。私はファイトの疲れで休憩を多く取りながらの釣りに切り替える。

そして11時30分、鈴木さんにもヒット。水深約150mでのヒットだ。鈴木さんも腕の痛みと闘いながら、ビンチョウマグロ9kgをランディング。

『トンジギ』絶好調 初挑戦で9kg&10kgマグロ手中【渡船屋たにぐち】 鈴木さんも時合いに9kgクラスを仕留めた(提供:週刊つりニュース中部版APC・内藤元生)

その後、他の釣り人にもポツポツとアタリがあり、2回目の時合いだ。鈴木さんは1匹釣り上げた満足感と安堵の気持ちと船酔いで休憩モード。私もこのころから船酔いで力が出なくなり、2回目の時合いを逃した。

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