アジングといえば漁港で手軽に楽しむイメージがあるが、今回は渡船・夢フィッシングを利用し、大阪・堺港の沖にある「堺港新波止」へ釣行した。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・原田誠司)
堺港新波止とは
まずは大阪・堺港の沖にある「堺港新波止」を紹介しよう。
釣り場概要
堺港新波止は近場ながら沖に位置するため良型のアジが狙える。時期によって釣り物はかわるが、釣行当日の9月前後であればアコウやタチウオ、チヌなども面白いシーズン。足場はいいが沖側は穴が空いているので注意。また、足場が高く水面までの距離があるので、タモを持参する場合は長い物が必要になる。ライフジャケットも忘れずに持参しよう。
渡船紹介
今回利用した渡船・夢フィッシングの半夜便は、時期によっては営業していないので釣行前に確認しておくといいだろう。釣行当日は釣友の車で渡船乗り場まで行ったが、南海本線・湊駅から徒歩10分ほどなので電車釣行も可能だ。
お勧めのアジングタックル
以前、半夜便の営業をしていなかった8月中旬の朝まずめに沖提アジングに挑戦し、その時にキャロなどの必要性を感じため長いロッドを持参したが、釣行当日は半夜便を利用したためナイトゲームがメイン。際の底付近での反応が多くジグヘッド単体の釣りとなり、長いロッドでは苦戦する結果となった。
半夜便を利用して楽しむのであれば6ft前後のジグヘッド単体が使いやすいタックルがお勧め。例えばロッドは権蔵鯵丸622LS、リールはネロスト1000S、ラインはフロロカーボンラインの2lbくらいがいいだろう。
ルアーはジグヘッドと1.8inchのワームがセットになった鯵丸ワームキットを主に使用。鯵丸ワームキットのジグヘッドの重さは1gと1.5gの2種類があるが、潮が速い時のために2gのジグヘッドも用意した。ワームは鯵丸ワームキットのワームだけがセットになった鯵丸ワームも用意。魚をつかむためのフィッシュキャッチャーRミニも準備した。
ジグ単で反応アリ
当日は夢フィッシングから午後3時の便で南港新波止に渡った。まだ明るいのでキャロで狙い始めるが、しばらくアタリなし。そこで鯵丸ワームキットを使い1.5gのジグヘッド単体の釣りに変更。
沖の表層付近を狙ってみるとアタリが何度か出るがワームがすぐにボロボロになって帰ってくる。こんな時は鯵丸ワームのように安いワームがあると便利だ。
沖にいるのはアジではないので、狙う場所をいろいろかえながらキャスト。すると際の底付近でアタリ。アワせると魚の引きが伝わってきたが釣れたのは20cmくらいのサバだった。
23cmアジがヒット
その後、際の底より少し上を探っていると待望のアジがヒット。サイズは23cmほどだ。10cm級がメインとなることの多いこの時期には納得のサイズである。
やがて日が沈み、際の底より少し上でフワフワとさせながら巻いていると、同サイズのアジがヒット。その後も同じパターンで23cm前後のアジがポツポツと釣れ、納竿まで楽しむことができた。
当日は濁りがきつかったためかワームのカラーはグローに好反応だった。
<原田誠司/TSURINEWS・WEBライター>