船上でしか味わえない「イカの沖干し」は釣り人の特権とも言える。今回は、必要な道具選び~作り方までを解説しよう。
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イカの沖干し作り前の注意点
まずは船長に船上で干していいか必ず確認。断られることはあまりないと思うが「船上の空間を借りる」ということを忘れてはいけない。事前に伝えておけば、作りやすい位置にロープを張ってくれたり、こだわりの作り方を教えてくれるかもしれない。
沖干し作りの必需品
イカの沖干し作りに必要な道具を紹介しよう。
ロープ
持参が必要な場合があるので、乗船前に船宿に確認することを勧める。
必要な道具を揃えよう(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)刃物類
小型包丁やナイフ、キッチンバサミなど。海上で使用するためさびやすいので注意。
竹串
イカを干す際に必要。ケガの原因にもなるので管理はしっかり。
イカの沖干しの作り方
(1)胴体の中央からエンペラへ向けてナイフや包丁、キッチンバサミなどで刃を入れる。ナイフなどを使う場合は刃を上向きにして押すように切る。
エンペラの先へ向けて切る(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)(2)内臓、キモ、骨などを取り除く。
開いて内臓を取る(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)塩辛や、キモ正油などを楽しみたい人は、キモは個別にプラスチック容器へ移しクーラーへ。
キモは個別の容器へ(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)(3)両目の間に刃を入れ足の付けを切る。刃の向きは下で。口をつけたまま干してもいいが、取って身と別にして乾かすほうが乾きはいい。
両目の間に刃を入れる(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)(4)両目を取り除く。慣れている人はそのまま手で取ることもあるが、切れ目を入れておくと取りやすい。
目を取る(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)(5)さばいたイカを奇麗な海水ですすぎ、ロープを挟み込むようにして身側へ串を抜き刺す。上下左右に曲がらないようにする。
ロープを挟み込んで干す(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>

