陸っぱりソルトゲームは様々な魚種が狙えるのが魅力。しかし、その中にはするどいトゲや牙を持つ魚もいます。今回はフィッシュグリップが必要な魚種を5つ紹介します。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・杉本隼一)
ソルトゲームにフィッシュグリップを使おう
陸っぱりソルトルアーゲームは、アジやメバルなどの小型魚から10kgを超す大型青物まで多彩な魚種を狙うことができます。アジングやエギング、シーバスゲームなど、人気の釣りジャンルが多いです。
多彩な魚種が狙える一方、歯やトゲが危険な釣りターゲットや手づかみで持つとウロコやヌメリで手が汚れやすい厄介者が釣れることも。そんな時におすすめなのが釣りの便利アイテム「フィッシュグリップ」です。
フィッシュグリップの種類と使い分け
フィッシュグリップはサカナに直接触れることなくつかむことができる便利アイテムで、サカナの口をつかむタイプと体を挟むようにして使用する魚ばさみタイプがあります。
小型魚や体が細いサカナには魚ばさみタイプがオススメ。
また、大型魚や口が大きいサカナには、口をつかむタイプのフィッシュグリップがオススメです。魚種やサイズによって両者を使い分けるといいでしょう。
フィッシュグリップのメリット
フィッシュグリップの最大のメリットは、直接魚に触れないで良いこと。歯やトゲによるケガのリスクを大幅に軽減でき、安全にサカナをつかんだり持ち上げられるため、記念撮影での使用にもおすすめです。
また、ウロコやヌメリが手に付着して汚れることが減るので、タックルや身の回りのものも汚れにくくなり、釣行後のメンテナンスも楽になります。
フィッシュグリップ必須の人気釣りターゲット5選
具体的にフィッシュグリップが必要な魚種を紹介していきます。
1.アジ
手軽に堤防や漁港から狙えるターゲットであるアジは、ウロコが取れやすいサカナで、不用意につかむと手が細かいウロコまみれになってしまい、触ったタックルも汚れやすくなります。
フィッシュグリップを使えば手にウロコやニオイが付くことを防げるほか、釣り上げられて暴れるアジがつかみやすくなります。アジは小型で口が弱いので、魚ばさみタイプのフィッシュグリップがおすすめです。
2.カマス
ミノープラグやメタルジグでも狙える人気ターゲットのカマスはウロコがとても取れやすく、手でつかむとウロコまみれになって大変なことになります。さらには鋭い歯も持っているため、暴れた時にケガをする可能性も。
小型魚なのでアジと同様に魚ばさみタイプのフィッシュグリップを使うことで、手がウロコで汚れたり、歯でケガをしたりすることをかなり防げます。
3.シーバス(スズキ)
陸っぱりソルトルアーゲームの代表的ターゲットであるシーバスには、鋭い歯や目立ったトゲなどがないので一見危険に見えませんが、実はエラ付近にカミソリのように鋭くなっている部位があり、うっかり触れると手を切ってケガをするので注意が必要です。
フィッシュグリップで口をつかむことでケガを防止できるほか、シーバスが暴れにくくなるので釣果写真撮影時などでも安全に持ちやすくなります。
4.マゴチ
フラットフィッシュゲームでヒラメと並ぶ人気ターゲットのマゴチは頭やヒレに鋭いトゲが多く、不用意に触ると刺さってケガをすることもあるので直接触るのは危険です。
筆者も過去にマゴチのトゲが手に刺さってケガをした経験があります。口をフィッシュグリップでつかむことで安全に持つことができるので、釣れた時はフィッシュグリップを使用しましょう。
5.タチウオ
タチウオは刃物のように鋭い歯を持っているので、暴れたときにうっかり触れると大ケガをすることもあります。魚ばさみタイプのフィッシュグリップで頭の少し後ろをつかむと暴れにくいので、比較的安全にフックを外すことが可能です。
また、口をつかむタイプのフィッシュグリップなら口をつかんでそのままサバ折にすることで、スピーディーに血抜きをすることもできます。
<杉本隼一/TSURINEWS・WEBライター>