釣りには不思議がたくさん。単なる思い込みから、確率的に多く発生するけど科学的根拠がない事象まで。今回は、そんなアルアル現象5選を紹介。信じるか信じないかはあなた次第?
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・杉本隼一)
釣りには不思議がたくさん
釣りは自然相手なので「なぜ!?」と思うような現象がたくさん起こります。偶然起こる現象も多いですが、まるで釣行したタイミングを狙っているのでは?と思ってしまうほどなぜか頻繁に起こる現象も……。嬉しいものから困るものまでたくさんありますが、これも釣りの醍醐味です。人によっては釣行するたびに起こる現象もあるのでなかなか興味深いものがあります。
筆者の知人に「釣行すると必ず大きなフグが釣れる」という不思議なアルアルを抱えている人もいます。竿を出すと、必ずと言って良いほどハコフグや大きなアカメフグなどが食ってくるので「アルアル」を通り越して「ルーティン」なのでは?と思ってしまうほどです。
釣行中に起こるアルアル現象5選
フグ必釣の知人のようなアルアルは珍しいかもしれませんが、ここからは筆者も経験している釣行中のアルアル5つをご紹介します。
1.実釣時に突然の強風
釣り場に到着したときは波も無くて風も穏やかだったのに、竿を出してしばらくするとなぜか風が強まることがあります。ひどい場合には釣りが成立しなくなるほど風が強まり、海面に白波が立ってくることも。筆者が釣りに行くと不思議と頻繁に起こる現象で、特に向かい風や横風の場合は最悪です。釣り場に着いた時の穏やかさは一体何だったのだろうかといつも不思議に思ってしまいます。
2.片付け始めるとナブラ発生
青物狙いでよく起こるので経験したことがある人は多いと思います。釣り人が諦めてタックルを片付け始めたタイミングを見計らったように突如ナブラが発生するのです。
慌ててタックルを組み直してキャストした頃にはすでに魚はいなくなり、チャンス終了……。まるで魚にからかわれたような気分になってしまいますが、青物は高速で移動しているのでチャンスがいつ巡ってくるかは誰にも分かりません。とはいえ、タックルを片付け始めたタイミングで回遊してくるのは少し勘弁してほしいものです。
3.自分だけゲスト魚のオンパレード
周りのアングラーと同じタナ、同じエサなのに自分だけゲスト魚のオンパレードになることが良くあります。仕掛けが原因なのか?誘い方が違うのか?とあの手この手を試しても釣れてくるのはなぜか外道ばかり……。
ただ、外道ばかりでも様々な魚種が釣れてくると五目釣りのようになって意外に面白いことも。場合によってはゲストで高級魚がヒットすることもあるので本命が釣れなくてもつい粘ってしまうことが良くあります。
4.前日まで釣れていたのに・・・
例えば、「本日、アジが半日で100匹近く釣れました!」という釣果情報を見て、「明日はアジ釣りに行くぞ!」と張り切っていたものの、釣行当日はなぜか全くアタリ無しで意気消沈、というような経験をした人は多いはず。「昨日までは絶好調だったよ」という言葉は釣り場にいる常連さんの決まり文句です。魚の気分や居場所は誰にも分からないのでこればかりは仕方がありません。
5.初心者に大物ヒット
陸っぱりでも船釣りでも良くある現象で、なぜかその日一番の大物が初心者の仕掛けにヒットすることが多いです。初心者は数をたくさん釣るのが難しくても一発大物、ビックワンの夢があります。時には、アジ狙いのサビキ仕掛けに大きなクロダイ(チヌ)が食ってくるなど、意図しない大物がヒットすることは良くあることです。
とても不思議ですが、初心者に大物がヒットする現象は釣りではアルアルの現象で「ビギナーズラック」とも言われます。運良く大物をゲットできたら、釣りにどっぷりハマってしまうかもしれません。
<杉本隼一/TSURINEWS・WEBライター>