2月15日、兵庫県の猪名川水系・一庫大路次川で猪名川漁協主催の「マス・アマゴ自然渓流釣り大会」が開催。この日はニジマス、アマゴの1尾長寸大会に加え、河川クリーン作戦として釣り場の清掃なども行い、和気あいあいの楽しい釣りイベントとなった。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・森雨魚)
良型ニジマス釣りのセオリー
30cm前後がレギュラーサイズのニジマスは、ヒットすると上流へと一気に目印やウキを引き上げていく。竿先を上流に向け、しっかりとスタンスを取って十分にいなし、慎重に流れに乗せて取り込むのがセオリーだ。
歯を食いしばって、ビッグフィッシュと対決する下流の釣り人に思わず「頑張って!」と、声援を送った。どうにかタモに取り込みホッと溜息をついたようで一件落着。思わず応援をしてしまった。見ているだけでも楽しい。また、それぞれの釣り人の個性も豊かだ。
アマゴはきれいな新子が主体
また、瀬の中で連発するアマゴは新子サイズが多く、時折20cmクラスも交じり、くっきりとしたパーマークや魚体に散りばめられた朱点も鮮やかな魚体に、つい釣り過ぎてしまいそうになりがちだ。
いつものことだが、家族分持ち帰るには、元気のあるうちのリリースとスレバリ使用が必須。そして、返しのあるハリの場合は、ていねいなハリ外しが原則だ。
中流部でサオを出していた常連のYさんは、生かしビクには3尾のニジマスと8尾ほどのアマゴをキープしていたが、リリースを考えてスレバリを使用していた。素晴らしい気配りである。
流れのある小ポイント、瀬尻では、居場所を追いやられた、はぐれアマゴが対岸で連発する。距離を置いた、低い姿勢からのアプローチと小バリでの生イクラの隠し刺しで次々と新子アマゴがヒットする。
クリーン活動も
昼食後の参加者による河川クリーン活動は、回収したゴミを仕分けする猪名川漁協・一庫ダムスタッフの協力で軽トラック1台分のゴミが回収できた。
賞品も盛りだくさん
表彰式では、入賞者の表彰後、お楽しみジャンケン大会が行われ、大人気のお食事券などが参加者全員にプレゼントされ、大会は盛況のうちに幕を閉じた。
いつもにこやかな対応をして下さる猪名川漁協・鈴木組合長は、「多くの人たちに支えられ、喜んでいただける事に感謝しています。もっともっと地域の活性化と振興に努めていきたい」と、語ってくれた。
次回の釣り大会・河川クリーン活動は、4月29日に一庫ダム下流にて「マス釣りファミリー大会」が実施される予定。桜の花咲くこの時期に、家族ぐるみで参加してみてはいかがだろうか。
<森雨魚/TSURINEWS・WEBライター>