那覇から飛行機で約1時間、船では約15時間の場所にある『南大東島』。船から上陸するにはゴンドラが必要で、周りには水深1,000m以上の深海が広がり、大物ばかりが釣れる「絶海の孤島」だ。独特過ぎる「観光」「食」「釣り」それぞれを紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:株式会社パム・コークリエーション)
陸からの打ち込み釣りで大物狙い
タナカさん自身は打ち込み釣りが好きで、釣れた魚種はバラハタ、ムネアカクチビ、ガーラなど。一番最近釣れた大物は8kgのバラハタ。中には10kgを超える大物を釣り上げた人もいたそうだ。
ちなみに、打ち込み釣りとは「ブッコミ釣り」のこと。エサを付けて投げ込むだけというシンプルな釣りだ。
現地の人の打ち込み用のエサは本島で言う「シガヤーダコ(ウデナガカクレダコ)」のような小さなタコが岸壁にいるそうで、それを捕まえて現地調達をすればエサ代もかからないのだとか。ただ、タコを捕まえるのは地形や危険な場所を知っている地元の人だからこそできることなので、現地に行く際はお店できちんとエサを購入した方が良い。
船釣りについては地元のクルージング船や漁船に要相談で乗せてもらうことができる。クルージング船についてはまず観光協会に問い合わせてみよう。
なお、南大東島のさらなる魅力を詳しく知りたくなったら、沖縄離島専門の観光情報サイト「リトハク」がオススメだ。
釣りの楽しみ方は様々
港や岩礁からでも見られる濃い魚影は、釣り人でなくともテンションの上がる風景だろう。そんな天然の水族館のような海で、ファミリーフィッシングをしながら遊んだり、岩礁で大物を狙う釣りもまた面白い。島全体で釣りを楽しめるワクワクの釣行へと出かけよう。
<神山いとじ/外部ライター>
協力:沖縄県・(一財)沖縄観光コンベンションビューロー