1月4日(土)、初釣りで静岡県御殿場市にある東山湖フィッシングエリアを訪れた。当日は、60cmのイトウ含み、68.5cmのニジマス頭に53尾と好調な釣行となった。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・藤崎信也)
東山湖フィッシングエリア
近年エサの高騰により、料金改定や持ち帰り尾数を含めたレギュレーションが厳しくなるなど、気軽に行けた管理釣り場の状況は変わってきた。そんななか、このエリアは養魚場が経営する管理釣り場で、日本で一番レギュレーションが軽いと言うべきか、ほとんどない。
さらに、大型魚が非常に多く放流されており、数釣りはもちろん大型狙いの釣り人も楽しめる。コンクリート護岸されたポンドなので最高のロケーションとは言えないが、晴れた日には富士山を目の前に眺めながら釣りができる立地は素晴らしい。
フェザージグで広範囲を探る
5時半に現地到着。気温は氷点下1.5度。富士山から吹き下ろす風が身にしみて寒い。受け付けを済ませて桟橋右に釣り位置を決め釣り開始。
このエリアは、見た目には地形の変化や起伏がないので、ポイントを絞り込むのが難しい。広く探って魚の着き場やタナを探る釣りになる。
そこで、最も有効なのがフェザージグだ。ジグヘッドにフライをタイイングしたもので、ルアー感覚でフライをキャスト&リトリーブできる。フライのやわらかな動きと、ルアーの手返しのよさを併せ持った釣法だ。多くのフィッシングエリアで禁止されているが、レギュレーションのないこのエリアでは有効。
マラブーストリーマー、トラウトガム、ゾンカー、ウーリーバガーなどあらゆるパターンをタイイングして試せるので、釣りをする前から楽しい。タックルは図を参照。
68.5cmニジマス浮上
まず、得意のスリムゾンカーからスタート。すると、1投目から小型マスの猛攻にあう。10投で7尾と高活性。そのうち、45cmのロックトラウト、40cmイワナとポツポツ中型が交じる。
釣り開始から1時間ほど経過して、引ったくるような重量級のアタリ。3分ほどのファイトで上がってきたのは、56cmのジャガートラウト。次のキャストでは53cmニジマス。大型ばかりでなく、魚種が多いのもこのエリアの魅力だ。
その後、場所を移動しながら釣り続けると、小型の活性は相変わらず高い。11時ごろ、桟橋中央で黒のワイドゾンカーをリトリーブしているとガツン、ジーのアタリ。
ジリジリとラインを出されながらネットインしたのは、66cmのイトウ。正午過ぎには、当日最大となる68.5cmのニジマス。