今年の初釣行は1月3日(金)、外房片貝からハナダイ(チダイ)狙いで出船した。この日は釣友の佐伯芳見さんが同行。型・数共に満足釣行に。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 APC・木村俊明)
外房片貝からハナダイ狙いで出船
空いていた右舷トモから並んで席を取る。5時半に港を離れると、航海安全と大漁祈願が行われる。全ての船が港前をグルグル回って圧巻の光景だ。
航程40分ほどでポイント着。「水深27~20mを探ってください」のアナウンス。アミコマセと付けエサのオキアミが配られ開始。
仕掛け
全長3m3本バリ。一番下に配られたオキアミを付け、残り2本に持参のバイオベイトを付ける。2.5m、ハリス2号チヌ2号の3~4本カラーバリ仕様もいい。
釣り方
【1】ビシにコマセを詰めて指示ダナまで落とし、仕掛けを潮になじませる。
【2】竿先を下げてリールを1回転。
【3】キュッとシャクり、水平でピタッと止める。この間が大切でここでアタることが多い。
【4】これを指示ダナ上限まで繰り返す。
【5】2往復したら回収してコマセを詰め直す。
タイ族特有の3段引きと共に34cm本命
3投目、水深25mでガツンとした明確なアタリ。すぐにギュギュギュン、ギュギュギュンとしたタイ族特有の3段引き。強く引き込んでいるときは竿の弾力でいなし、引きが弱くなった時に巻き上げる。下バリのオキアミに食ったハナダイが浮上、一気に抜き上げる。34cmの良型が新年初物。
船長がカメラを持ってきてポーズ、被写体になるのはまんざらではない気分。
タナが分かったため、的を絞る。水深27mから23mを集中して攻め、この間のタナで2尾追加。トモの釣友にタナを教えるが、シャクリがうまく合っていないようで苦戦。
オケにはイナダが2尾のみ、ハナダイはうまくシャクらないと釣れないようだ。
イナダの群れも回遊中
イナダの群れが回っているようで、周りで次々に取り込まれる。ゲストではあるが引きが強く、食べて美味いので皆が喜んでいる。私にもダブルできたが、片方はハリスを切られた。
この日のハナダイのアタリはとても小さく、コツッとかクンとしたものが多い。ハナダイの口は硬く、しっかりハリが貫通していないと途中でバレる。2回ほど口中にいる寄生虫だけ上がってきたことがあった。
朝方の勢いは一服してアタリがなくなる。海は静かで釣りやすいが潮が動いていないようだ。船長は次々に新ポイントを探ってくれるが好転しない。シャクリ疲れたのでひと休み。
ポイントを徐々に港近くに移していった11時すぎアタリが復活。タナは水深23mで、ここを集中攻撃すると30cm超えが顔を出す。正午前には入れ食いになるが、無念の沖上がり。
最終釣果
船中釣果は16~35cmが2~11尾。ゲストはイナダやイシダイなど。1年ぶりの釣行だったが、私のハナダイはすべて30cm前後の良型。イナダが交じりクーラーはずっしり重く満足だった。
遊びに来ていた孫たちが家で待ち構えていた。ハナダイ1尾とイナダ2尾を、しゃぶしゃぶと刺し身でいただく。「美味しかった!」と言われ2度目の満足だった。
<週刊つりニュース関東版 APC・木村俊明/TSURINEWS編>
片貝港