11月に入ると青物の便りが多く、まさに最盛期。私もあやかりたいと11月中旬に遊漁船の予約を入れ、ジギングでヒラマサの強い引きを楽しんだので報告する。
（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース西部版 APC・鈴木泰也）
TSURINEWS編集部
飛竿丸でジギング青物ゲーム
当日利用した遊漁船は福岡県福津市の飛竿丸。この日は2人が落とし込みでの乗船で、私は船尾でジギング。
船長からベイトの種類を聞くと、アジやイワシらしい。そんな話をしながら30分ほど航行し、水深40mの釣り場まであっという間である。
ベイトを意識して、定番のシルバーカラーのセミロングジグから開始。ワンピッチジャークで誘いを入れ、青物のスイッチを入れる。
当日のタックル（提供：週刊つりニュース西部版 APC・鈴木泰也）落とし込みで8kgヒラマサ登場
船長は魚群探知機を見ながら細かくベイトの有無や青物らしき動きを随時伝えてくれるので、非常に助かるし、モチベーションが保てる。
開始すぐに落とし込みの人にベイトが付き、ボトムに落とすとサオ先が絞り込まれ、電動リールの音が船上に鳴り響く。
一連の動きをジグをシャクりながら見つめていると、ルアーとは違った面白さが伝わってくる。
アベレージ3kg級のヒラマサがぽつぽつ釣れる中、船長の奥さまにヒットしたのは、電動リールが少し巻けないこともある良型。ネットインしたのは8kgクラスだ。
フック伸ばされ大物を逃す
私も心を躍らせながらシャクっていると待望のアタリで、まずはアベレージサイズ。
2～3尾釣っただろうか、船長が変わらず海底の状況を細かく伝えてくれる中、私もそろそろ大型がほしいと思っていた矢先、突然サオが絞り込まれるアタリ！サオが〝つの字〟に曲がり、ラインが出ていく。船長も「デカいね、10kg以上はあると思うよ」と言う。
強烈な引きでラインが出ていったので、足を滑らせ膝をつく始末である。このままでは根ズレでラインが切れる。ドラグを締めてパワー勝負だったが、フッとテンションが緩んだ。
船長から「ラインブレイク？」と聞かれたが、サオ先にはジグの重さはある。上がってきたフックを見ると、2本とも伸ばされていた。これには私も船長もがっかり。確実に大きかっただけに捕りたかったが、そう簡単であるはずはない。
シルバーのロングジグがアタリ
大物を逃がしたことは、かなり引きずられる思いだったが、自作の1本バリに替えて再び狙う。しかし、ヒットしてくるのはアベレージサイズである。潮も緩み始め、落とし込みでもアタリが遠のいていく。
大物は逃したが、このサイズでも引きは強烈（提供：週刊つりニュース西部版 APC・鈴木泰也）少ないアタリを拾うため、ロングジグからセミロング、カラーもピンクやグリーンゴールドなど試すも、ロングジグのシルバーカラーに戻すとアタってくるので、これ一択で通すと決めた。
95cmサワラがヒット！
そんな中、ジグをフォールさせていると、中層辺りでラインの動きが変わったので、もしやと思い、ベールを返してサオを立てると、グンッと持っていく。表層を走るし、この正体はサワラで間違いない。
掛かりどころが良ければいいが、鋭い歯でアシストフックやラインを切られないよう祈りながらファイト。結構いい手応えを楽しみ、ネットインしたのは1mに届かなかったが、95cmのサワラであった。
サワラ95㎝を上げた（提供：週刊つりニュース西部版 APC・鈴木泰也）
