昨年管理釣り場デビューを果たした釣友たちの要望で、11月3日はいよいよ秋本番を迎えた大阪・芥川マス釣り場へ釣り&BBQの行楽に行ってきた。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・辻原伸弥)
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芥川マス釣り場で「釣り+BBQ」
毎年、私は大阪・芥川マス釣り場で気の合う仲間とエリアフィッシングを楽しんでいる。天然の川に、美しい魚を放流してくれて、河原ではBBQも可能。誰もが手軽に自然を楽しむことができる管理釣り場だ。
昨年は、初めて管理釣り場に挑戦する4人を含めた仲間と楽しんだのだが・・・、今年は、エリアフィッシングの楽しさに開眼したのか、初挑戦メンバーから個々に「今年はいつ行くんですか?」と声を掛けられた。そこで11月3日は、さらに初挑戦者を2人加え、合計12人でエントリーした。
エントリーするも台風の影響が
当日の朝7時50分に受け付けを済ませた。「台風の影響でかなり地形が変化したので・・・。」との説明を受け、毎回利用させていただく上流ポイントに移動して川を見ると、唖然となった。
以前は、本流と浅い支流に挟まれた広い中洲地帯があり、ここから釣りをしたりBBQを楽しんだりしていたのだが、その中洲地帯が増水で削られてしまっているではないか!本流と支流の境はなく、駐車場側から深場だけを狙う狭い川へと変貌していた。
今までのパターンが通じるのか?
開始直後から25cmクラスが連発
まずは、1.5gの赤金スプーンを結び、居残りの魚の活性をチェックしていく。表層付近での魚の活性は悪かったが、少しスプーンを沈めてボトム付近をゆっくりとリールを巻いて誘うと魚の反応はよく、開始直後から25cmクラスを立て続けにヒットさせることができた。一安心である。
キャストはじゃんけんのイメージで
魚が放流される前に、キャスティングをぜひ覚えて頂こうと、初心者の方にプチ講習会を開催してみた。初心者は、「遠くへルアーをキャストしたい!」と思うがために、ついついキャストに力が入ってしまいがちだ。
重量のあるルアーなら、キャスト時に重さを感じ多少は投げやすいが、管理釣り場で多用するスプーンの重さは1~2g程度と、慣れていない方にはなかなかキャストが難しい。そんな場合によく試してもらうのが「じゃんけんキャスト」。
「じゃんけんキャスト」とは、ロッドの穂先から20~30cmスプーンを垂らして、人差し指にラインを引っ掛け、リールのベールを起してキャスト姿勢へと入ったら、ロッドを持つ手を「じゃんけん」をするイメージで差し出し、手が耳の横を通過するタイミングでラインを押さえた人差し指を離してやるというもの。力まないように体の力を抜き、普段「じゃんけん」をする要領で腕を差し出せば、スプーンは気持ちよく飛んで行くはずだ。
最初は足元付近へのミスキャストが続いていたが、時間の経過とともに徐々にコツをつかんで、上手にキャストできるまでに上達していった。
45cm級とのやり取りをお手本に
説明がてらに私も狙っていると、突然ロッドティップが勢いよく絞り込まれた。フッキングと同時に暴れ始めたのは、45cmクラスのニジマス。左へ右へと激しく抵抗する魚の動きに、無理せずロッドを構えて追従していく。バレないように慎重にやり取りし、無事ネットイン!魚を掛けてからの対応や、ネットに入れるまでの注意点などをリアルに目の前で説明できた。ここから各自、自由に狙っていただく。
こまめなルアーチェンジがキモ
管理釣り場で、ルアーを使ってマスを狙う場合、地形と放たれた魚の性格をまずはつかむことが大切だ。「よく釣れるルアーは何?」と質問されるが、プラグが大活躍する場合もあれば、スプーンにしか反応しない場合も珍しくない。また、スプーンに関しても、重量や形、カラーなど天気や太陽の位置を考え、小まめにかえてアプローチしていくことが重要となる。面倒だが小まめにスプーンを交換し、偏光レンズ越しに魚の反応を確認しながら、当たりルアーを見つけて行くことが好ましい。
釣りもBBQも盛況
放流が開始されると、皆さんのロッドが、次々と曲がっていく。20~25cmのニジマスがアベレージサイズだ。無事キャッチできる人も居れば掛けた次の瞬間にバラしてしまう人など様々だ。先ほどのプチ講習会を聞いて下さった女性の方にも、40cmクラスの大物がヒットし、魚の活性だけでなく釣り人の活性も上がっていく。
ある程度釣りを楽しんだところでBBQタイム!釣れたニジマスの塩焼きや焼き肉に釣果自慢の話も添えられ、大変盛り上がった。