【動画あり】海上保安庁職員に聞く『ライフジャケット』の正しい使用方法

【動画あり】海上保安庁職員に聞く『ライフジャケット』の正しい使用方法

ニュースで見聞きすることも多い海難事故。自分は平気は絶対ダメ。今回は、海上保安庁職員にライフジャケットの正しい使用方法を聞き、実際に編集スタッフが落水実験を行った。動画も交えてレポートします。

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(アイキャッチ画像撮影:週刊つりニュース関東版 編集部・大高)

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お役立ち その他

落水実験

【体験者】つりニュース編集部年齢50代
【使用ライフジャケット】自動膨張式のベストタイプ。

海上保安庁の2人による立会いの下使用前の点検を行い、救命浮環などを して検証。

体験者状況解説&コメント

・落下した瞬間、平衡感覚がなくなる。
・2~3秒後に水を感知し気室が一気に膨張(実際の時間は動画を確認)
・パニック状態のため浮力を感じるまでは長く感じる。
・顔が海面に出ているが、呼吸すると海水が口の中に入る
・衣服などが水を吸収し、体が垂直になり「沈んでしまうのでは」という恐怖を覚える。
・両手で水をかき、頭を後方に倒して体を傾けると、斜めになり楽な体勢になった。
・海面から岸壁までは50cmほどなので、自力で足をかけて上がろうとしたが、衣服が重く、膨らんだジャケットでうまく上半身が動かせずにとても上がれなかった。
・2人がかりで首に後ろを掴んで上陸を補助してもらい上がることができた。
など

動画を参考にわずか落水の恐怖と、再上陸時の困難さを認識してほしい。

【動画あり】海上保安庁職員に聞く『ライフジャケット』の正しい使用方法わずかな段差もひと苦労(撮影:週刊つりニュース関東版 編集部・大高)

落水体験その他参考情報

海の安全総合情報サイト(ウォーターセーフティーガイド)

釣りをはじめ、ボートやカヤック、近年人気のサップなど、さまざまな海のレジャーシーン別の安全についての情報発信を行っている。ライフジャケットをはじめ、用意すべき装備品や、その点検方法や、知っておくべき海の交通ルールなどを記載している。

【海の「もしも」は118番】

海では、防水ケースなどに入れた携帯電話は肌身離さず携行し、海上における事件・事故の緊急通報用118番に連絡して慌てずに対処しよう。「単独釣行の時にはもちろん、まずは落水したことを誰かに伝えることが大事です」と大川さん、川道さん。まずは、落ち着いて118番を。

<週刊つりニュース関東版 編集部・大高/TSURINEWS編>

▼この取材場所について
葉山マリーナ