ここ数年はおとなしかった東京湾の青物が、今年はフィーバーしそうだ。近場に大きな反応がでており大チャンス。各エリアから、イナダ・ワラサ、サワラ、タチウオなどのターゲットを狙って出船中。トリヤマはあるが、現在はジギングがメインだ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 編集部)
東京湾ルアー青物釣況
深川木場の吉野屋では10月7日、99cm含みサワラ0~3尾とイナダ0~2尾。シーバスが活発でこちらも面白そう。
横浜山下橋の渡辺釣船店では午後のルアーイナダとジギング五目(スポット)で受付中。10月9日は1・3kg頭にイナダ1~15尾。8日は3kgワラサが船中2尾交じった。
内房木更津の宮川丸ではルアー五目で、原木中山の林遊船ではチャーター船で受け付ける。
東京湾青物タックル
スピニングならジグを軽くキャストできるので、広範囲を探れる。また急にナブラやトリヤマが現れたときも、素早く対応可。ベイトリールはフォールでのアタリが取りやすい利点がある。
ミチイトPEライン2~3号にショックリーダーフロロカーボライン10号前後を3~5m。サワラが潜む状況では、ジグに近い部分に鋭い歯が当たり、ラインブレイクする。バイトリーダーとしてさらに太いフロロカーボライン12~14号を30~50cm結んで対応したい。
ジグは30~80gの小型。タチウオを同時に狙う場合は150gまでそろえておくと安心だ。
一般的にアシストフックは5/0前後。サワラはリアに1/0前後のトリプルフックを付ける。メインで狙う魚種によって最適な組み合わせは変わるので、あらかじめ船宿に確認した方が無難。
キャスティングでは7フィート前後の専用ロッドを使い、ショックリーダーはロッドと同じ程度の長さにし、PEラインの結び目がスプールに巻き込まないようにする。
ルアーは11~18cmほどのミノー。ほかにも本流のサケやマスを狙うような大型スプーンも有効。
主なアクション
ジギングの主なアクションパターンは、どのアクションに反応するかは状況によって違うので、いろいろと試そう。
フォール中にラインが止まれば掛かった合図なので、すばやくアワせる。
タチウオやサワラの場合、アワセが遅れるとリーダーに鋭い歯が触れ、ラインブレイクの原因になる。フォール中もラインの変化を見逃さないように。
キャスティングでのアクションはただ巻きでOK。遅すぎると見切られ、速すぎると魚が追いつけない。最適なスピードを見つける。遠投するときは安全を考えてアンダーキャストが基本。
魚を掛けたあとは強引に巻く。遊ばせると、円を描くように回るので、オマツリの原因になる。
歯が鋭い魚はフィッシュグリップでつかみ、ルアーを外すときは必ず長めのプライヤーを使おう。