波止フカセ釣りでグレ&チヌ合計36尾 時間差の同調がキモ【大阪湾】

波止フカセ釣りでグレ&チヌ合計36尾 時間差の同調がキモ【大阪湾】

今シーズンの大阪湾、堺港エリアではフカセ釣りでチヌが好調に釣れているが、遅れながらもようやくグレが釣れだしてきた。そこで8月31日、今シーズン初のグレ狙いに大阪・堺出島漁港へと車を走らせた。期待した30cm超は出なかったが、時間差で仕掛けを同調さてサイズアップに成功!28cmを頭に22匹の釣果を得た。

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(アイキャッチ画像提供:WEBライター・谷脇英二郎)

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大阪湾フカセグレの魅力

大阪湾の波止でやるグレのフカセ釣りの魅力は、まきエサで魚を操作することにより、狙ってサイズアップができるというゲーム性の高さ。さらに、波止では良型といえる25cm以上となると、引きも強くてサオを絞り込んでくれるのだ。

『バラ石』でサオ出し

当日は夢フィッシングのお世話になり、5時半の2番船に乗り込んだ。船中では常連たちとの釣り談義で盛り上がり、あっという間に当日の釣り場であるセル石先端へ到着した。しかしここのところ秋雨前線の影響で雨の日が多く、当日のセル石はかなりの濁りが入っていた。そこでまずは濁りの少ないバラ石のテトラからサオを出してみることにした。

当日のエサはオキアミ1.5kgにマルキユーのV9徳用とグレジャンボ半袋を混ぜ合わせたものを使用。さしエサは生とスーパーハードのSサイズを用意した。まずは仕掛けを作る前にサオ2本ほど沖にまきエサをまきながらポイントを作り、仕掛けの準備に取り掛かる。

波止フカセ釣りでグレ&チヌ合計36尾 時間差の同調がキモ【大阪湾】当日のタックル(作図:WEBライター・谷脇英二郎)

1投目からチヌの猛攻

そして1投目、ウキがスーッと消えていくアタリ。アワせると頭を振るチヌの引きで、取り込んだのは35cmほどのチヌであった。チヌの活性が高いのかその後もチヌが連発で釣れ、47cmの良型チヌまで登場した。

波止フカセ釣りでグレ&チヌ合計36尾 時間差の同調がキモ【大阪湾】47cmのチヌも登場(提供:WEBライター・谷脇英二郎)

これだけチヌが多いとグレは厳しいかと思い始めた時、1ヒロほどの浅ダナでアタリ。チヌとは明らかに違う引きで、姿を見せたのは20cmほどのグレ!型は小さいが本命で、うれしい1匹だ。

その後は1ヒロ前後の浅ダナを重点的に攻め、25cmまでのグレをポツポツと追加に成功。しかし二枚潮が酷くなり釣りにくくなったので、思い切ってセル石に釣り座を移動した。

『セル石』に移動

セル石は潮が速く流れることが多いが、仕掛けさえなじませればグレが反応してくれる釣り場である。当日も歩くほどの速さで潮が流れていたので、できるだけ潮上に仕掛けを投入して流す時間を長くすることで、まきエサとの同調を図った。

すると潮受けがスッと走るアタリで20cmほどのグレがヒット。これは小さいのでリリースし、サイズアップを狙う。

波止グレのサイズアップを狙う方法は、まきエサに良型グレが反応するタイミングを見計らい仕掛けを投入するというもの。このタイミングが釣り場や状況によってかわるので、まきエサを打ってすぐなのか、少し時間が経ってからなのかを見極めることが良型を狙うコツである。

時間差の同調で良型グレ

当日はまきエサを打った後一呼吸おいてから仕掛けを投入して同調させると、一回り大きい23~28cmのグレがよく反応した。しかしまきエサとさしエサが同調していないと、チヌ、ベラ、フグなどのエサ取りにやられて、グレのヒット率が下がった。

波止フカセ釣りでグレ&チヌ合計36尾 時間差の同調がキモ【大阪湾】最長寸のグレは28cm(提供:WEBライター・谷脇英二郎)

このパターンで納竿のお昼までグレ釣りを堪能。最終釣果はリリースを含めると20~28cmのグレを22匹釣ることができた。チヌも34~47cmまでが14匹交じり依然好調であった。

堺港のグレはこれからまだまだ楽しめ、いい時には30cmオーバーも釣れるので、ゲーム性の高い波止のグレを攻略しに釣行してはいかがだろう。
<谷脇英二郎/TSURINEWS・WEBライター>

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