イカダでのクロダイ狙いダンゴ釣りで42cm頭に本命13尾【三重県】

イカダでのクロダイ狙いダンゴ釣りで42cm頭に本命13尾【三重県】

今年は梅雨が長く、明けてから猛暑が続き、釣行当日の8月18日もかなり暑い一日となり、台風の影響がどれほどなのか、真水が入り水温に影響があるのか心配だったが、結果的にいい方向になった釣行だった。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・C☆MAX・橋本直)

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海釣り施設 イカダ&カセ

小田の浜イカダでダンゴ釣り

当日のポイントは小田の浜イカダ。水深がかなり浅く5mほどなので、タックルはミドルセッティングで挑んだ。

イカダでのクロダイ狙いダンゴ釣りで42cm頭に本命13尾【三重県】タックル例(作図:週刊つりニュース中部版 編集部)

まずしっかりダンゴでポイントを作り、エビのエサからスタートしていくが瞬殺。数回試したがエサ取りのフグが高活性で、ハリばかりがなくなっていくので、サナギやコーンをメインに時折丸貝、あえて軟らかいエサのローテーションを小まめに繰り返していく。

サナギも、かけら、粒、2粒、コーンも刺し方を変えてみたりするが全て瞬殺。ここでダンゴの打ち返すピッチを速め、ボラを安定させてクロダイのスイッチを入れていくしかない。

たまにしかアタらないボラを安定させるべく、ダンゴの投入スパンを短めにして、しっかりボラを居着かせていく作戦で攻めていく。

銀鱗元気いっぱい!引き込みを堪能

イカダでのクロダイ狙いダンゴ釣りで42cm頭に本命13尾【三重県】サオを出した小田の浜イカダ(提供:週刊つりニュース中部版 APC・C☆MAX・橋本直)

午前10時すぎ、サナギのエサでアベレージサイズの30cmオーバーがヒット。小田の浜では、普段は潮流が緩めなのだが、当日は雨の影響か潮が滑り、なかなかラインが安定しないので、ガン玉を打ったり外したり。ラインテンションに気をつけながら、エサをローテーションしていった。

サナギ、コーンのエサで忘れたころにアタリが出て、午前中は4匹。昼からは風も出て多少過ごしやすくなるなか、アケミ丸貝でガツガツしたアタリ。穂先が押さえ込まれてヒット。30cm半ばだが、このころから時合いは短いがアタリが出ればスパンが短くなり、サイズもアップしてきた。

潮を見ながらガン玉を替えたり外したりして、ラインを潮にシンクロさせていくと、コツッとしたアタリから穂先が力強く入るアタリで拾っていく。40cmアップから40cm前後と一番引きが楽しめるサイズで、非常にパワフルだ。

しかし、相変わらずエサ取りは非常に活発で、丸貝もフグが割るほど。クロダイの捕食のタイミングがないのが一番の原因かと思うが、エサが残っている間が少し長く感じる時がチャンスで、かなりの確率でクロダイがアタックしてくる。

当日の釣果と今後の展望

イカダでのクロダイ狙いダンゴ釣りで42cm頭に本命13尾【三重県】当日の釣果を披露(提供:週刊つりニュース中部版 APC・C☆MAX・橋本直)

夕方もサイズは安定し、40cm前後のクロダイが顔を見せてくれる。マダイやアイゴ、中層にはシオもいて、にぎやかな夏の海だ。

この時期はエサ取り対策がキーポイントとなるが、ダンゴを打つか打たないか、どのスパンで打つか、打ち続ける方がいいのか非常に難しい。正解はないのかもしれないが、当日はしっかりダンゴを打ってポイントを作り、エサ取りもうるさいが我慢しボラを安定させ、クロダイのスイッチ待ちの釣りが良かったのではないだろうか。

これから秋に向かっていく。秋といえば、数年前まで数釣りシーズンで2ケタは当たり前で3ケタを目標にしていたが、ここ数年は海水温が年中高く、それに伴いエサ取りも活発。なかなか数を伸ばせないのが現状だったが、一番クロダイに出会えるチャンスが高い時期に間違いない。

9月はまだ気温も高いので暑さ対策を万全にして、パワフルな引きを堪能してほしい。なお、当日の釣果はクロダイ27~42cmが13匹だった。

<週刊つりニュース中部版 APC・C☆MAX・橋本直/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
やま栄渡船
この記事は『週刊つりニュース中部版』2019年9月6日号に掲載された記事を再編集したものになります。