夏の延長でヘラブナの活性が高く人間も過ごしやすい秋は、ヘラブナ釣りに入門するには絶好のタイミングです。ただ、興味はあるけど何から始めればいいのか分からない人も結構多いのではないでしょうか?今回はそんなヘラブナ釣りに入門するにあたって、必要最低限揃えたい道具を解説してみたいと思います。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・兜義信)
秋はヘラブナ釣り入門好機!
暑い夏が終わり秋を迎えると、ヘラブナも釣りやすいシーズンを迎えます。これから寒い時期になるまでは、ヘラブナ釣りを始めるにお勧めの時期でもあります。
難しそうで入門のハードルが高いイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれませんが、管理池の釣りなので比較的簡単に始められ、他の釣りに比べ釣果も得やすい釣りです。ぜひともこの好機にチャレンジしてみて下さい。
浅ダナの釣りがお勧め
同じ管理池でのヘラブナ釣りでも、釣り方によってイトの太さやハリの大きさ、そしてウキのサイズや形に違いがあります。今回はどの池でも比較的簡単に楽しめる「浅ダナの釣り」に最低限必要な道具をご紹介しましょう。
毎年9月中は両ダンゴの釣り(上バリ、下バリともにダンゴエサを付ける釣り)が楽しめますが、10月に入ると徐々に両ダンゴが難しくなり、セット釣り(上バリにバラケエサ、下バリにクワセエサを付ける釣り)が中心の時期となります。また、両ダンゴの時期でも、混雑時や魚の活性が低い場合は、セット釣りの時合いとなります。
サオ
サオは5尺、6尺から30尺ぐらいまでの長ザオがありますが、関西では7尺、関東では8尺以上という池でのサオ規定が設けられている場所が多く、これから管理池でヘラブナ釣りを始める方には7~9尺の単ザオが使いやすくお勧めです。
ライン
ミチイトとハリスはナイロン、フロロカーボンのほか、最近ではPEラインやエステル素材のイトまであります。しかし、主流はナイロンイトで、これから始める方にもまずはこれがお勧めです。ヘラブナ釣り用のミチイト、ハリスで、ミチイトなら0.8~1号、ハリスは0.5号を目安に用意しましょう。
※ハリスはミチイトとのバランスで、ミチイト1号の際には0.6号、ミチイト0.8号を使用の場合は0.4号でもOKです。細めの方が釣りやすいですが、高切れやハリス切れなどのトラブルを避けるため、最初は太めの方がお勧めです。
ウキ
ウキはボディー4~5cm、中細~細めのパイプトップを使います。
ハリ
ハリは両ダンゴ用なら上下とも5~6号(リフト、極ヤラズ、バラサなど)、セット釣り用なら上バリ5~6号(リフト、極ヤラズ、バラサなど)、下バリ3~4号(喰わせヒネリ、リグル、クワセマスターなど)を使います。
※慣れるまでは、ハリス付きで売られているハリもあるので、そちらの利用でもOKです。
小物類
小物としてウキゴム小、ウキ止めゴム(またはウキ止めイト)、板オモリ、サルカン小、小型のハリ外し、ハサミが必要です。
その他
他にサオ掛け、万力(サオ掛けを桟橋に固定し角度を調整するもの)、タモ、シート(レジャーシートでOK)、クッション(座椅子)、エサボウル(2個)、計量カップ(エサ用と水用の2つあれば使いやすい)、タオル(汚れるので使い古しのものでいいが、使用している際に濡れてくるので、こちらも2つあれば便利)が必要になります。
エサ
エサは両ダンゴ用としてはS-DESIGN イエロー(浅ダナ両ダンゴ用)がお勧め。S-DESIGN レッド(チョウチンウドンセット用)は、浅ダナセット釣り用のバラケエサとしても十分使える内容となっていて、単品で簡単に作れお勧めです。そしてセット釣りのクワセエサは、力玉ハード2または、力玉大粒がそのまま使え便利です。