シュノーケリングで『テナガエビすくい』のススメ 楽しい!爽快!ハマる!

シュノーケリングで『テナガエビすくい』のススメ 楽しい!爽快!ハマる!

お盆を過ぎるとそろそろ海水浴場ではクラゲの発生するエリアも出てきて、せっかく海水浴に行ったのにビリッなんて、トラウマになっちゃう?と言う事でこの時期オススメなのが海水浴ならぬ川での水浴。川の水は海に比べるとひと足早く冷たくなり、なによりも淡水なので上がった後がすっきりそのもの。そして、川では、海にはない手軽なお楽しみが待っている。

(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

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まずはシュノーケルに慣れる練習を

アイテムが揃ったらさっそくシュノーケルに慣れる練習だ。シュノーケルは顔を浸けても口にくわえたシュノーケルの先が水面より出ている限り息が自由にできる。

逆にシュノーケルの先まで水没すると中に水が入るので、水面より出たところで大きくシュノーケル内の水を吹き出す必要がある。これをシュノーケルクリアと言って、クリアしておかないと次に息を吸った時に水が入ってきて窒息してしまう。まずはシュノーケルクリアの練習をしっかりしておこう。

シュノーケリングで『テナガエビすくい』のススメ 楽しい!爽快!ハマる!シュノーケルの使い方に慣れよう(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

シュノーケルなしの場合はその必要はないが、息をするために顔を上げる必要がある。

慣れてきたら、浅くて石が転がっている場所を見つけて(だいたい川の上から見ていると分かる)、水中を覗いてみよう。川の流れに対して頭が上流側になるように四つんばいになって、川底を見てみよう。

テナガエビすくい獲り方

石があればそこに行って、ごく静かにそっと石をひっくり返す。すると、テナガエビがジッと隠れたままの状態になっているのが分かるはずだ。あまり雑に石をひっくり返すと、テナガエビが驚いてピンピンと跳ねてどこかへ行ってしまうので注意。

シュノーケリングで『テナガエビすくい』のススメ 楽しい!爽快!ハマる!石をソッとひっくり返す(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

テナガエビがジッとしているうちにエビ網でソッと押さえると、そのまま川底を歩くように移動するか、ピンとひと跳ねで、網の中に自ら入ってくれる。跳ねない場合は網の上から手で突くと入る場合が多い。

網の中に入ったら、すぐに水中から上げる。水中では水の抵抗で網が開いたままなので、すぐにエビが網から出てしまうからだ。空中で網の中に手を入れてエビをつかんだら、逃げないようにカゴへ入れる。これで捕獲完了だ。

持ち帰り方

持ち帰る時はきっちりとクーラーボックスに氷を入れて冷やして帰ろう。エビは死んでしまうと身の劣化が早いので、できればブクを入れて生かして帰るか、氷締めにした状態で持ち帰るのがベストだ。

シュノーケリングで『テナガエビすくい』のススメ 楽しい!爽快!ハマる!大量のテナガエビ捕獲(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

美味しく頂こう!

持ち帰ったテナガエビはできるだけ早く処理をする。そのまま冷凍してもいいし、すぐに調理をする場合は、ザルにテナガエビを入れて少し塩を振り、ヌメリを取ってから水洗いして、素揚げ、塩ゆでなどにする。揚げる場合はしっかりと水分を取らないと油が跳ねるので注意だ。

シュノーケリングで『テナガエビすくい』のススメ 楽しい!爽快!ハマる!素揚げに塩が定番(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

安全対策は十分に

最後に注意点としては、テナガエビを漁業権魚種に指定している川もあるので、漁協に確認の事。また、安全が第一なので、流れの強い場所や深い場所の近くでは水浴をしない事。できれば水浴場として指定されている所を選びたい。

川は流程があり、その場で雨が降っていなくても、上流部で大雨になると大きく増水する事も多々ある。そんな時はサイレンで注意が促されるので、サイレンの意味(川辺に看板があるので確認)をよく理解しておく。また、天気予報などで、上流部の雲の確認をするのも手だ。

川の石はコケが生えていて、非常によく滑るので、普通のサンダルやマリンシューズなどで入る場合は、浅い場所でもあまり立ち上がって歩かない方がいい。できるだけ、四つんばいのままで移動したい。ちなみに筆者はテナガエビ取りでもアユタビを履くようにしている。

水中で顔を覗かせているテナガエビの美しさ、川の水の透明感、そして、テナガエビ取りでは取れないが、天然のアユやオイカワ、カワムツなどが泳ぎ回る姿を1度見れば、川での水浴のとりこになること間違いなし…だ。

<松村計吾/TSURINEWS関西編集部>