『熱中症』の重症度3段階 初期症状と現場で出来る対策を徹底解説!

『熱中症』の重症度3段階 初期症状と現場で出来る対策を徹底解説!

いよいよ梅雨が明けて夏本番。海に川に、釣りだけでなくキャンプやバーベキューとアウトドアレジャーを楽しむ季節。そこで、気をつけなくてはいけないのが熱中症。今回は、重症化させないための初期症状や対処法を解説。

(アイキャッチ撮影:週刊つりニュース関東部編集部)

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お役立ち その他

現場でできる対処法

もし熱中症になった場合の対処法として、凍らせた飲み物は、タオルにくるんで体を冷やすことができる。

また、飲むことで胃の表面から体の熱を奪うと同時に、水分補給が可能。大量の発汗があった場合には、汗で失われた塩分を適切に補える経口補水液やスポーツドリンクなどが最適(水1Lに1~2gの食塩も有効)。

暑い時期は、クーラーボックスに凍らせたペットボトルや、コンビニで売っている同様の飲み物を常備しておこう。

あるいは、濡らしたおしぼりを前夜に冷凍庫で凍らせ、チャック付きビニール袋に入れて持参。それを首筋、脇の下、足の付け根の前面に当てて、皮膚直下を流れている血液を冷やす。
※魚を入れる用とは別に10L程度の小型クーラーボックスを持参すると便利。

船で熱中症になったら

『熱中症』の重症度3段階 初期症状と現場で出来る対策を徹底解説!熱中症に気をつけてレジャーを楽しもう

遊漁船での釣行では、大型船でエアコン付きキャビンやアッパーデッキがある場合、同行者や船長に体調を告げたうえで利用する。

前記した装備がない場合、例えば魚を生かしておくオケにくるぶしが浸かる程度の海水を入れ、そこへ氷を入れて素足を入れる。循環パイプの海水を足首に掛け続けるといったことも有効。

それでも体調が改善されない場合、船長に申しでて帰港をお願いするしかない。

体温の冷却が最優先

『熱中症』の重症度3段階 初期症状と現場で出来る対策を徹底解説!熱中症の応急処置

とにもかくにも、体温の冷却はできるだけ早く行うこと。重症者を救命できるかどうかは、それにかかっている。救急車を要請する場合も、到着前から冷却を開始することが必要。

(協力:四谷消防署、参考・出展:環境省熱中症予防情報サイト・熱中症環境保健マニュアル)

<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2019年8月2日号に掲載された記事を再編集したものになります。