武庫川といえば、河口を挟んで尼崎市立魚釣り公園や鳴尾浜海釣り公園があり、沖には武庫川一文字と呼ばれる波止もある、周辺で様々な釣りが楽しめる川として有名だ。7月21日は釣友の喜多氏と河口周辺の手軽な釣り物と遊んできた。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・森宮清釣)
武庫川橋下からサーチ
武庫川の海に近い部分では、主なものとしてチヌ、ボラ、セイゴ、スズキなど。阪神高速下辺りに可動式の堰があり、ここから上流はコイ、ボラ、ハゼ、テナガエビなどが釣れる。
この日は「武庫川でのんびり釣りをしよう」とだけ決めての釣行。何を釣ろうかと迷いながら、フィッシングマックス武庫川店に到着した。
店で手軽に釣れるのはテナガエビと聞いたので、イシゴカイを購入して武庫川橋下手から、サオを出して試してみた。
しかし、ここは下げ潮で流れが速く、エビ釣りには向いていないようだった。エサを大きくして探ってみるが、釣れるのは名前不詳のハゼ科の魚で5cm前後ばかりである。
フグにチヌなど小魚と遊ぶ
10mほど釣り上った所で小さな魚が釣れ、引き寄せているとこの魚を追ってくる黒い魚が見えた。仕掛けが細いので避けたが、手前で姿を確認したのは40cmほどのチヌだった。
普段なら仕掛けを変更してチヌを狙うところだが、今回は小物が狙いで1号前後の釣りイトがないため見送った。
その直後、大きいアタリでウキを沈めたのは、持ち帰って飼いたくなるほど美しいフグ君だった。ここでハリを数本とられたので、再び20mほど移動する。
11時ごろ、「大きいぞ!」と思わせる強い引きをする魚が掛かったので慎重に浮かせたが、おいしそうな黒いドンコを思わせる魚だった。
武庫川駅下でテナガエビ狙い
間もなくお昼なので、武庫川駅下のテナガエビが釣れるエリアに移動。ここでは数人がサオを出していて、何人かに「釣れますか?」と聞いたら、「今日は不調で数匹」との返事だった。
テナガエビも釣ってみたかったので、2m前後の軟らかいサオを取り出して、仕掛けを作ることにした。ミチイト0.3号にハリス0.2号10cm、ハリは秋田狐の3号、ミチイトに小さなピンポンウキを付けて、タナはオモリが底に着くように調整する。
この仕掛けを付けたサオを3本用意して、扇形に並べる。アタリは微妙で即アワセは禁物。ウキが沈んでいき、動きが止まるを見計らってそっと上げると、手応えが伝わる。
じっくり乗せて7匹
こんな釣り方で、2時過ぎごろに7匹釣れたが、残念なことに全部雌。抱卵しているのでリリースしたが、ハリが深く刺さってしまった3匹は生かして持ち帰って水槽で飼ってみた。が、2匹は助けることができなかった。
喜多氏はコイ釣りに専念、堰の上で50㎝級を釣った後、20㎝クラスのきれいなコイや可愛いチヌもゲットしていた。
今後はマハゼに注目
この釣り場でのお勧めだが、これからはエビもいいけれど、マハゼが面白そうだ。この日も30匹ほど釣ったが、型がすこぶるいいというのが感想。秋になれば小型の新子にかわる可能性もあるのだが、もしかしたら大型のハゼが釣れそう気もする。
<森宮清釣/TSURINEWS・WEBライター>
武庫川橋周辺