編集部が、令和元年の夏にお勧めの船釣りターゲットを紹介。都心から日帰りで狙えるカツオやキハダなどの大物釣りから、ファミリーで手軽に行けるハゼなども。イベント情報と併せて釣行の参考にして欲しい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 編集部)
1.茨城県:夜イカ
茨城の夜イカシーズンがやって来る。那珂湊のかもめ丸では出船開始。主なターゲットはスルメイカだが、状況次第でムラサキイカを狙う。
船の光に集まる小魚などを狙い、浅いタナまでイカが上がって来るので、オモリが軽いのが特徴で、主に60~80号。11cmプラヅノやスッテで狙う。
指示ダナ下限より深く下ろすのはNG。全員で浅場へと誘い上げる。この時期ならではの釣りだけに要注目。
2.茨城県:テンヤマダイ
茨城のテンヤマダイは順調。日立久慈の釣友丸では、17日1人で2.2kg頭に13尾と数釣り。7月に入ってからは1~2kgがトップ8尾前後と堅調で大崩れがない。また、マハタやショウサイフグやヒラメなど嬉しいゲストもゲスト多数。
同船では8月1日~10月31日まで、1尾重量で競うマダイダービーを開催。釣果が上がってからのエントリーは不可。腕自慢はチャレンジしてみては?
3.南房:コマセマダイ
南房では腹パンのイサキが佳境を迎え、ターゲットがマダイなどへと切り替わってくるタイミング。
西川名の竜一丸では、7月中は午前イサキ、午後コマセマダイで出船。14日の午後船では橋本さんが4.3kgのマダイを上げ、17日は1.7kg頭に全員安打の1~2尾。
ハリス5号の6m50cmと太く短めを使うのが特徴で、太くしたからといっても食いが極端に落ちることはなく、さばきやすいのでビギナーにもお勧め。
例年シーズン序盤は青物やイサキなどが交じる。なお、7月17日には10kg超えのモロコがオキアミエサにヒットした。魅惑の南房の海、大物が待っているぞ。
4.相模湾&東京湾:シロギス
浅場で楽しめて、ベテランもビギナーもアツくなるターゲット、シロギス。それゆえ、大会やイベントも多数。
門前仲町の深川冨士見では、8月中は、学生証提示でシロギス乗合船の料金が半額になる。(大学生、専門学校生も可)金沢八景の金沢漁港では、8月18日に第18回金沢漁港シロギス釣り大会が開催。優勝者にはペアハワイ旅行がプレゼントされる。
深場釣りや、キハダカツオ狙いで出船する相模湾小坪の太郎丸では、女性や子ども、家族に気軽に釣りを楽しんでもえるよう、7月28日にシロギス狙いでスポット出船。
5.相模湾:キハダ&カツオ
8月1日から解禁となるコマセで狙う相模湾のキハダ&カツオ。都心から日帰りで大型魚が狙えることもあり大人気の釣りだ。
小坪の洋征丸や太郎丸、茅ヶ崎のちがさき丸やまごうの丸などで受け付け中。相模湾のルアー船などではすでに釣果も上がっており、今年も期待できそう。
大半の船では、キハダを狙いつつ、土産でカツオも狙うケースが多いので、どちらにもすぐ対応できるように仕掛けを用意して臨もう。
6.相模湾:LT五目
ターゲットにこだわらず、気軽に楽しむなら五目釣りがお勧め。夏の高水温期は、定番のアジ・サバやイサキに加え、ワカシなどの小型青物やクロダイなど多彩な釣果がのぞめる。
また、本格的な電動リールや専用竿は不要で、手軽なライトタックルで楽しめるので、家族釣行や沖釣りビギナーにもお勧め。
茅ケ崎のまごうの丸では、朝方はサビキ仕掛けでカマスを狙い、いい人200尾前後と絶好調。
7.東京湾:ハゼ
東京湾につながる河口や運河では、ハゼ釣りがシーズンイン。東京湾原木中山の林遊船のボート釣りでは、一日やっていい人250尾。浅場で好調。シーズン序盤なので、生まれたばかりの小型主体だが、10cm超えのヒネも交じる。
また、深川冨士見では例年8月末ごろから、午後船の乗合が出る。主な釣り場は運河筋など。粋に楽しんでみては?
<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>