今週のヘラブナ推薦釣り場【埼玉県・鎌北湖】

今週のヘラブナ推薦釣り場【埼玉県・鎌北湖】

埼玉県入間郡毛呂山町にある鎌北湖は、昭和10年にできた周囲2.3kmほどの農業用貯水池。釣りは岸に作られた桟橋か、一部釣り台を使用しての陸釣りのみ。魚影が濃いのが特徴で、フラシ使用禁止のためかヒレピンで引きの強いヘラが多い。

(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース APC・若松恵治)

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淡水の釣り ヘラブナ釣り

目次

ポイント

釣り方はポイントによってできる、できないがあるので、第二駐車場のある上流部から簡単に紹介しよう。

今週のヘラブナ推薦釣り場【埼玉県・鎌北湖】鎌北湖の図(提供:週刊へらニュース 編集部)

旧明月周辺

基本的に浅くて、春先の乗っ込み時のポイント。タイミング次第では良型の数釣りができる。釣り台が必要になるので注意。

桜並木~崩れ

旧明月のすぐ下流から第二ワンド近くにまである長い桟橋。年間を通して人気のあるポイントで、一部ではチョウチン釣りができる。ただし、初めて行く人にはどこの位置でチョウチン釣りができるのかわかりにくい。崩れ寄りの下流側で本湖に向かって倒れ込むように生える木が2本あり、この木と木の間で18尺竿くらいまでのチョウチン釣りができる。それ以上長竿だと底に着く可能性があり、逆に9~10尺程度の短竿でも同様で底に着く。

今週のヘラブナ推薦釣り場【埼玉県・鎌北湖】年間を通じて人気のある桜並木(提供:週刊へらニュース APC・若松恵治)

第二ワンド

道路を挟んでワンドの裏に駐車場スペースと仮設トイレがあり、入釣しやすいポイント。スリバチ状に深くなっているが、チョウチン釣りはできないので浅宙釣りか底釣りが基本。

今週のヘラブナ推薦釣り場【埼玉県・鎌北湖】駐車場とトイレが近い第二ワンド(提供:週刊へらニュース APC・若松恵治)

カーブミラー下~旧みさき亭

ドン深で底は岩場になっている。そのため底に着けると、根掛かりが多い。やや長めの竿を出せばチョウチン釣りが可能な場所が多く、人気のあるポイント。

今週のヘラブナ推薦釣り場【埼玉県・鎌北湖】チョウチン釣りが楽しめるカーブミラー下(提供:週刊へらニュース APC・若松恵治)

第一ワンド

ここもすぐ近くに駐車スペースがあり入釣しやすい。第二ワンドと同様にスリバチ状になっていて、岸際は浅いが本湖寄りは深いポイントもあり、15尺竿くらいを出すと竿いっぱいで底がとれて、7~8尺だとチョウチン釣りが可能。

今週のヘラブナ推薦釣り場【埼玉県・鎌北湖】入釣しやすい第一ワンド(提供:週刊へらニュース APC・若松恵治)

エン堤

ボート乗り場とオーバーフローの間にあり、湖に向かって緩いカケアガリになっている。そのため浅宙釣りか底釣りのみ可能。釣り台が必須だが、農業用に水を落としたときでも、水位に合わせて釣り台を設置できるので入釣しやすい。

石垣

第一駐車場前にあり、5~6人並べるコンクリートでできたポイントが2カ所ある。水深は竿なりで深くなっていくが、7~10尺の短竿以外は中途半端に仕掛けが余るのでチョウチン釣りはもちろんのこと、竿いっぱいの底釣りも不可能。駐車場やトイレがすぐ近くにあるため人気があり、土日は早い時間から場所取りがされていることも。

今週のヘラブナ推薦釣り場【埼玉県・鎌北湖】便利さで人気の石垣(提供:週刊へらニュース APC・若松恵治)

その他

ほかにも、桜並木の対岸や石垣対岸の山側にも数カ所桟橋が設置されているが、場所によっては駐車場から遠いため敬遠する人が多い。ただし桜並木の対岸などは、これからの時期は一日じゅう日陰になる所が多いので、夏でも快適に釣りができる。

釣り方とエサ

基本的には宙・底釣りともに両ダンゴで十分楽しめる。竿も浅ダナ狙いなら8尺程度でよく、あとは好みで選べばいいだろう。場所によっては頭上に木の枝が張り出しているの、準備する前に確認してから竿を選ぶと安全だ。 もちろん人災や日並みに寄って食い渋ることがあるので、念のためにウドンや角麸、トロロなどの食わせエサを用意しておくといいだろう。

その他の注意点

今年の秋から耐震工事のため、しばらく釣り場が閉鎖になる。正確な情報ではないので時期が近づいたら各自確認していただきたい。現段階では10月末から水を落とすとのことで、それまでは釣りが可能。そのあとは3年間の予定で工事が行われ、2022年から注水とのこと。その後、釣り場は再開するらしいが、これも確定情報ではないので、まずは年内に楽しんでおくことをお勧めしたい。

<週刊へらニュース/TSURINEWS編 APC・若松恵治>

▼この釣り場について
鎌北湖
●入釣料…¥1200(現場徴収)
●問い合わせ…鎌北湖保勝会TEL049(295)2650番
この記事は『週刊へらニュース』2019年6月28日号に掲載された記事を再編集したものになります。