ロッドやリールに代表される釣り道具(タックル)のめざましい進化と、昨今のライト系ゲームフィッシングの確立により、いつでもどこでも釣りが出来るようになった。つまり・・「いまこそ正々堂々とスーツで釣りに行こう!」
(アイキャッチ画像撮影:週刊つりニュース関東版編集部)
スーツ釣り
企業戦士の勝負服。それはスーツ。釣り場には似つかわしくないいでたちだが、むしろそれを楽しむ姿勢が重要。上下カッパに長靴なんていうのはいかにも釣り人。
「大人はスマートに遊ぶ」というのは、中高年向け男性ライフスタイル誌によく書いてあるぞ!普段通りの延長線上にある非日常を楽しもう。
なんて言うと格好良く聞こえるが、仕事帰りにスーツのままする釣りのことだ。
とはいえ、スーツとはもともと釣りに適して考えて作られていないし、長い釣竿を肩に担いだり、大きなクーラーボックスを持ち歩いていたら「もろ釣り人」。
スマートに、さりげなく釣りをするには道具にこだわろう。
竿&リール
まずはこれがないと釣りにならない。大量の書類やPCやタブレットなどのデジタル端末などなどが満載のビジネスバッグの空きスペースとの相談となる。
竿については選択肢は主に3つ
(1)継竿/パックロッド
仕舞寸法が重要。仕舞寸法を短くしようとするとどうしても継数が増える。継数が増えると自然な竿曲がりが損なわれると感じるひとも少なくないが、最近の進化は著しく1ピースロッドと遜色なく楽しめるのでおすすめ。
(2)振り出し竿/テレスコロッド
竿先を引っ張り出すと一本の竿になるタイプ。コンパクトロッドなどとして売られているものはこのタイプが多い。長ければ長くなるほど仕舞径が太くなるのも特徴。ペン型のロッドなどもこのタイプ。
パックロッドと違い、ラインをガイドに通したまま折りたたんで移動できることが一番の利点。しかしガイドの出し入れの際には、穂先から徐々に伸ばしていかないと誘導式ガイドを使用しているため、破損につながるので注意が必要。またテレスコをしまう場合は、バッドからベリー、ティップへと徐々に戻していこう。
(3)のべ竿
リールを使わない竿「ザ・釣り竿」。シンプルイズベスト。
基本的には以上から選択することになる。キャストを繰り返すルアー釣りなら必然的に(3)は×。ただ、都内の運河などではこれからハゼ釣りが面白くなってくるので、のべ竿の釣りも是非体験してほしい。