スマートな大人の課外活動『スーツ釣り』のススメ ついに時代が到来?

スマートな大人の課外活動『スーツ釣り』のススメ ついに時代が到来?

ロッドやリールに代表される釣り道具(タックル)のめざましい進化と、昨今のライト系ゲームフィッシングの確立により、いつでもどこでも釣りが出来るようになった。つまり・・「いまこそ正々堂々とスーツで釣りに行こう!」

(アイキャッチ画像撮影:週刊つりニュース関東版編集部)

アバター画像 TSURINEWS編集部

ソルトルアー ショア

目次

持ち帰り

魚を持ち帰るか否か?これは大きな問題。基本的には電車移動になるだろうから、大きなクーラーを持って満員電車に乗り込んだら大ヒンシュクだ。

といっても、単なるビニール袋では魚のヒレなどですぐに破れてしまい、電車内が異臭騒ぎなんてことも。

これの対策は主に3つ

(1)キャッチアンドリリース

スマートに楽しむ大人な遊びがテーマなのだから、これも大いに検討の余地あり。ルアー釣りならお勧めだ。この場合は、リリースの仕方も、魚に出来るだけダメージを与えぬようスマートに行おう。

(2)小型魚に絞る

釣りとはすばらしいもので、「足のサイズ程でも超大物」という世界がいっぱい。小型な魚ならジップロックに入れ、保冷剤と共にチャック付き保冷バッグへインすれば持ち帰り可能だ。

(3)クール便で送ってしまえ

都内であれば配送業者の集荷センターも多数。しっかりと配送方法を確認の上クール便で送ってしまうというのも手。

釣り場

スーツで水中をざぶざぶと歩くなんて行為は入水自殺と間違えられる可能性もあるので注意。

よごれない釣り場選びが大事。事前にしっかりとリサーチしておこう。また、潮の満ち引きの影響を受ける海辺や、河口部などでは満潮時は水をかぶるような場所の目星をつけておくのも、濡れず、汚さず釣りを楽しむコツ。

あえて満潮時間を外すなどの工夫も時には必要。

もちろん釣り禁止の公園で釣りをして御用なんてのは愚の骨頂。「バレなきゃいい」は、スマートな大人と最もかけ離れた考え方だぞ。

収納方法

スーツ、すなわち仕事着でネックなことはやはり、釣り道具をどう収納するか。いかんせんコンパクトロッドといえ、荷物がかさばるのはちょっと思ってしまうあなたにご提案。

1,ロッドケースに【図画ケース】はいかが?

大きいポスターや設計図などの図面を折り目をつけずに持ち運ぶための筒状のケースで、片掛け用のストラップ付や伸び縮みするタイプもある。「デザイン関係?建築設計関係?の仕事をしている風」に見えるかも。

さすがにワンピースロッドや、リールをセットしたままの収納はできないものの
振り出し竿や継竿なら仕舞寸法とケースのサイズを照らし合わせて選べばうまく運べるかも。

ちなみに最近では、みんな大好き100均でも手に入るのでおすすめ。

2,リュックタイプ

両手が空くリュックタイプのビジネスバッグも◎。軽量大容量のものも多いので探してみよう。個人的には、小ポケットがいくつかついているものが使いやすい。フックケースやワームなど、頻繁に交換することも考えて用意してみては。

3,奥の手

奥の手その1。コインロッカーを活用しよう。出勤前に釣り道具を、仕事が終われば朝入れておいた釣り道具を取り出し、次は仕事の荷物をすべてロッカーへin。

常に仕事関係の荷物を持ち運ぶよりも、仕事モードから一気に遊びモードに切り替えて釣りに没頭するのもあり。

何事も切り替えが大事。

スマートに楽しむ釣り

スーツでそのまま釣りに行こうとして社内の共有冷蔵庫にエサのイソメを入れて置いたらおっちょこちょいな新人がどこかの珍味かなにかと勘違いして、大事な取引先との会談にお茶菓子かなんかでだされたら。。。。

まあそんなことができる会社は少ないでしょうし、そこまでのドジっ子もいないでしょうから心配ないとは思いますが、エサ釣りをするなら釣行直前に釣具屋で購入しよう。そのひと手間を考えると、スーツで仕事終わりに楽しむならやはりルアー釣りがオススメ。

都内や大阪都市部などは国内屈指のシーバスポイントもたくさんあります。シーバスにメバル、ハゼやカサゴ。時期によってはカマスや青物なんかが釣れることもあるでしょう。

そして、ダラダラと長時間釣行しなことも大事。翌日の仕事に影響が出たり、家で待っている家族に迷惑をかけるなんてのはノンスマート。むしろ「ダサい」部類だ。サクッと楽しんで、スッと帰ろう。

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