皆さん、釣った魚でお刺し身を作った後、骨に残った身やお頭はどうしていますか?私は基本煮つけや塩焼きにすることでこの問題を回避していたのですが、たまには食べたくなりますよね、「お刺し身」。今回はお刺し身を作った際に出る、捨てるに捨てられないアラの上手な利用法「潮汁」の作り方を紹介します。
材料
用意する材料は、
・ガシラ(カサゴ)のアラ2匹分(頭は半分に割る)
・昆布ひとかけ
・水600cc
・料理酒50cc
・塩少々
・白ネギひとかけ
アラさえあれば、ほかは大体どの家庭にもある材料でできるのも魅力です。
下処理
まず沸騰したお湯を用意し、そこへガシラのアラを投入。10秒ほど湯にくぐらせます。まな板の上やザルに並べ、上から熱湯をかけ流す方法もありますが、裏側にまで熱湯が行きわたらないこともあるので、私はくぐらせる方法を取っています。
熱湯にくぐらせたら、今度はアラを流水で洗います。取り残した鱗も熱湯にくぐらせたことにより逆立って、優しく指でなでるだけできれいに取れます。
アラに付着していた血液は赤から茶色に変色しているので、これはできるだけきれいに洗い流しましょう。血液は生臭さの原因になるため、入念に取り除くことがキモです。
調理
下処理が終わったら、鍋に水600cc、昆布ひとかけ、料理酒50ccを入れて火にかけます。
沸騰する直前で昆布を抜き、かわりに下処理の終わったアラを入れ、灰汁を取りながら弱火で煮ます。大体5分ほどが目安です。
最後に味を見ながら塩を加えていきましょう。一度に入れると修正できないので、少しずつ入れるが失敗しない秘訣です。
器に盛ったらネギを散らして、完成です。
いろんな魚で試そう!
今回はガシラで紹介しましたが、ほかの白身魚にも応用できるはずです。せっかく釣った魚!アラも捨てずに、骨まで愛してあげましょう。
※カサゴ釣行記はこちら
『夏の日本海は根魚天国 本命不発でもお土産バッチリ【京都府・伊根町】』
<中西/TSURINEWS・ 関西編集部>