近年のイカメタルの誘い方は大きく分けて「乗せ」と「掛け」の2パターンに二極化されてきている。特に「掛け」の釣りは新しいイカメタルのスタイル「メタルティップラン」がリリースされるなど人気が出てきている。正直、当初は「あんなに動かしてて釣れるの?」と疑心暗鬼だったが、いまでは釣果にも差がでてきている。今回、「乗せ」と「掛け」の違いを紹介したい。
使い分け方
この「乗せ」と「掛け」の使い分けだがパターンはその日のうちにコロコロ変わることが多い。
最初はスローな展開で「乗せ」で釣れていたものが急に釣れなくなり「掛け」に変えた瞬間アタリ出す時やその逆のパターンの時もある。
なのでその日の状況をいち早く察知し、状況にあった使い分けをすると良いだろう。
驚かされた実体験
そしてこの「乗せ」と「掛け」のパターンで衝撃を受けた事があった。
昨年の8月末、山本氏を誘って福井の小浜へイカメタルに行った時の事。
私はイマイチ誘い方に迷ってしまい「乗せ」のイカメタルで釣っていた。その横で山本氏は私と同じタックルにも関わらず巻きジャクリやジャークでスッテを激しく動かす「掛け」の釣りをしていた。正直あんなにスッテを動かして釣れるのか?と思いながら見ていた。
しかし私の意に反してどんどんイカを掛け合わせて釣っていたのである。釣果の差は歴然で山本氏は私の1.5倍となる圧巻の60杯超えの釣果を叩きだしたのだ。
山本氏曰く「イカは基本動くものに興味を示すので激しく動かして止めて食わす事を心掛けている」との事。
まさに「掛け」のイカメタルの威力を痛感したのと同時に大きな衝撃を受けたのである。
この頃から私は「掛け」のイカメタルを強く意識し始め
・もっとスッテをキビキビと動かしたい
・イカのファーストタッチで掛けたい
と思うようになった。
そして昨年の秋、「掛け」に特化した新しいイカメタルのスタイル『メタルティップラン』を目の当たりにし、再び衝撃を受けたのである。
次回は、この「メタルティップラン」がどういう釣り方を紹介していこう。
<Shinchan/TSURINEWS・WEBライター>