4月頃から徐々に産卵を終えたアフタースポーンと呼ばれる回復型のバスが出てきます。回復を図り荒食いを始めますが、釣り上げるのは一筋縄ではいきません。今回は、まだアフタスポーンバス釣ったことがない初心者向けにオススメルアー3選を軸に、中規模河川の縦ストラクチャー(縦スト)の攻略法を紹介します。
アフタースポーンとは
4月頃から始まるスポーニング(産卵)を終えた個体をアフタースポーンバスと呼びます。ちなみに産卵前にバスはプリスポーンと呼ばれます。
バスが産卵の大仕事を終えると、産卵で消耗した体力を回復させるため捕食活動を始め、時期としては5月から7月までに多く見られます。しかし産卵で体力を消耗しているため吸い込みが弱い傾向にあり、はやわせなどは厳禁。
縦ストラクチャー
アフタースポーンのバスは体力回復のため、縦ストラクチャーにつきたがります。代表的な例として橋脚などがあげられます。その他にも岩盤、護岸、ウィードなども有あげられます。
この時期は朝は水温がバスの適水温より低いため水温の安定しているボトム(底)付近に停滞しています。日中の水温上昇で適水温になってくるとミッド(中層)、サーフェス(表層)と居場所を変えていきます。
体力回復型のバスは、縦ストラクチャーなどについている事が多く、他の時期よりもポイントを絞りやすくなります。
縦ストラクチャーの種類
縦ストラクチャーにも様々な種類があります。
橋脚、立木、護岸と目で見て確認できる縦ストラクチャーや水中に沈んでいる垂直岩盤、オダ、ウィード(水草)などがあります。
縦ストにつく理由
アフタースポーンのバスは、一刻も早く産卵で消耗した体力を回復したいと思っています。ただ元気な小魚を追いかけるほどの元気もありません。
そこでベイトになってくるのがエビやザリガニなどの甲殻類になります。甲殻類は遊泳能力が低く、なおかつバスにとって高カロリーのベイトになります。
そしてこの甲殻類は縦ストラクチャーなどの障害物によくついています。バスもこのベイトを狙って、縦ストラクチャー付近にいることが多くなります。
ベイトの存在が重要
しかし縦ストラクチャーをむやみに狙えばいいというわけでもありません。一つの指標としてバスが釣れる縦ストラクチャーには必ずベイト(エサ)が必ずついています。
例えば橋脚付近にあるゴロタに手長エビなどの甲殻類が生息していたり、縦に伸びるウィードなどではベイトフィッシュが群れていたり、条件が必ずあります。ポイントを見極めることが大事になってきます。
探すべきエリア
甲殻類を意識したバスを狙うには、エリア選択が重要になります。
・シェード(木影になっている場所など)
・ハードボトム(底地が岩や丸石が多い場所など)
・そして水通しが良いところ
この3つをまずは探しましょう。
もちろん一番は釣り場に出て探すに尽きます。例えば釣り人に聞いたり、ボトムを探ってみたり。また、目で水中を確認できるのであればバスを見つけた縦ストラクチャーと同じ条件の場所を探すなど方法は何通りもあります。