今年のGWはこれまでにない大型連休になることが分かっていたので、クラブ内では年明け早々から遠征の話が持ち上がっていた。中でも東北地方の大型カレイ釣りが人気で、今年は福島県いわき市小名浜港に遠征することとなった。
2日目は一文字南側へ
2日目も同じ時間に渡船に乗るが、1日目にあまりパッとしなかった一文字の北側を避け、南側(通称7番)に渡った。この日も各自200mずつくらい間をあけて釣りを開始した。
この日も口火を切ったのは皆川さんで、早々に30cm台後半を連発した。このままではまずいなあ、と思いながら釣り座を少しずらしてみた。するとこれが大正解。今回の遠征で初となるカレイ独特のアタリが出た。はやる気持ちを抑えてから大きくアワせると、カレイ独特の重量感。あまり大きなサイズではなさそうだが、まずは1匹目ということで丁重にタモに収めた。メジャーを当てると38cmだ。
そしてこの後、ついに小名浜港のポテンシャルを知ることになる。
51cmカレイが登場!
1匹目を取り込んでから30分後に39cmと36cmが連続でヒット。「今年はサイズが小さいなあ…。」と愚痴をこぼしながら魚からハリを外していると、背後でドラグの滑る音が鳴る。すぐに大きくイトがふけ、良型カレイを期待させる。するとその隣のサオからも同じようなアタリが。
まずは最初のサオを巻き上げると47cmの座布団クラス。このカレイを足元に置き、もう1本のサオを手に取り大きくアワせる。
その重量感は半端ないもので、巻き上げの途中にサオがきしむくらいの締め込みを見せる。ミチイトが角度を付けて手前に寄ってきて、魚の姿は全く見えない。やがてチカライトの結び目がトップガイドを通過すると、茶色の大きな魚影が姿を見せた。慎重にタモに誘導して一発ですくい上げた。
震える手でメジャーを当てると51cm!お目当てのゴーマルを仕留めることができた。
釣友たちも大型連発!3人で14匹
この状況を同行のメンバーに伝えるため、魚を処理した後皆川さんの元に行くと、足元に3匹のカレイが無造作に横たわっている。「入れ食いです!」と声が上ずっている。いずれも42~44cmの座布団クラスだ。
その先の小山さんの様子を遠目に見ると、タモが入っている。駆け寄ってみるとタモの中には40cmと44cmのカレイが2匹入っている。
小山会長もこんな経験は初めてだと、アイスクリームが溶けたような顔になっていた。