キス釣りの基本とコツ 『虫エサ』3種の使い分けを意識しよう

キス釣りの基本とコツ 『虫エサ』3種の使い分けを意識しよう

堤防やサーフ等の砂地に棲むシロギス。パールピンクの魚体はまさに「砂浜の女王」で、釣趣も食味もよく人気のターゲットです。このページではそんなキス釣りの基礎知識と釣り方のコツを前半で解説。後半にはよく使われる3種類の虫エサにスポットを当てて使い分け術を紹介します。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部 松村)

TSURINEWS編集部

海釣り 投釣り

キスの生態

その美しい魚体から「砂浜の女王」などとも言われるシロギスは、その呼び名の通り砂地に棲む底生魚です。本州以南の日本全国に広く分布しており、水深50mまでの浅い海に生息しています。底生魚ではあるものの、海底に張り付いて暮らしているわけではなく、海底よりも少し上の層(10~20cm)を泳いでいます。そのためか、意外と遊泳力も高く、良型が掛かったときは引きも楽しめる魚です。

また、普段は群れで過ごしており、1匹釣れると同じポイントで複数尾釣れることも多く、いかに多点掛けを狙って数を伸ばせるか工夫するのも、キス釣りの楽しみの一つと言えるでしょう。

キス釣りの時期について

キスは水温によって深場と浅場を行き来する魚です。季節によって狙うポイントが変わってきます。

春は遠投が必要な場面も

キスの適水温はおよそ15度~25度で、15度以下になると水温の安定した深場に落ちます。そのため、春先はまだ深場にいることが多く、サーフでの遠投釣りなどがメインです。徐々に水温が上がるにつれて浅場に移動し、水深の浅い堤防のちょい投げでも釣れるようになります。

夏は産卵期で尺ギスが狙える

6月頃になるとキスが産卵で浅場にやってくるため、近距離でも釣れるようになります。

成長した親のキスが狙えるので、良型ゲットのチャンスといえる季節です。水温の上昇で活発にエサを追う時期でもあり、ピンギスも含めて数釣りを狙えます。

キス釣りの基本とコツ 『虫エサ』3種の使い分けを意識しよう良型キスは引き味も魅力(提供:TSURINEWS編集部 松村)

秋は落ちギスシーズン

水温の高い9~10月頃はまだまだ近距離で狙えるものの、水温低下とともに徐々に深場に移動しはじめます。この深場に移動するキスを「落ちギス」と呼び、この時期は越冬を意識してエサの食いも良くなるため好釣果が望めます。晩秋の11月ごろになると深場を狙う必要が出てくるため、遠投するなど狙い方を変える必要があります。

冬はポイント選びが鍵

冬になると完全に深場に落ちるため、10m以上水深のある入り江や湾内など限られたポイントでしか狙いにくくなります。また、水温が低く活性も落ちるため、誘いもゆっくり行うなど工夫が必要です。テクニカルな釣りにはなるものの、この時期の越冬ギスは脂を蓄えており非常に美味しく、狙う価値は十二分にあります。

キスの狙える場所

まず、底質が砂地や泥であることがキスを狙えるポイントの前提条件となります。その上で、カケアガリや窪みなどの起伏を好むため、堤防なら船道、サーフなら沖のブレイクラインや河口周りを狙うなど凹凸のあるスポットを集中的に攻めるといいです。岩場や海藻などが絡む場所も好スポットとなります。

また、前述したキスが生息する水深の関係で、季節によって釣り場選びや、釣り場の中で狙うポイントが変わってきます。水温の高い時期は波打ち際など非常に浅い場所にいることもあり浅場狙い。水温が低い時期は深場狙いを基本にポイントを選んでみましょう。

キスの釣れる時間帯

キスは昼行性で明るい時間に活発に動きます。特に活発になる朝夕のマヅメ時を絡めて釣行に行くのがオススメです。

夜は釣れない?

基本的に夜は寝ていることが多いキス。ただ、エサを取る個体もいるようで、アタリの数は昼間よりも減るものの夜でも狙うことができます。特に警戒心の高い大型のキスは夜に動くことが多いのか、夜に釣れるキスはサイズが良い傾向があります。夜釣りのコツとしては、あまり仕掛けを動かさず置き釣りスタイルで狙うほうが釣果に繋がることが多いです。

特に暑い夏場は涼みながら狙うことができるので夜釣りも選択肢に入れてみましょう。

次のページでキス釣りのタックルを紹介!

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