投げ釣りにおいて、夏のターゲットで外せないのがキス!最近は初心者や子供さんにも馴染みやすいチョイ投げタックルで、手軽にあの「ブルブルッ」というアタリを楽しんでる方も多いようだ。今回は、キス狙いの夜釣りを紹介します。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・奥野太郎)
夜釣りがオススメ!
しかし、ある程度慣れてくると、釣れるキスのサイズや数に物足りなさを感じてる人もおられるのではないだろうか?また、朝のうちはともかく、日中炎天下で夢中になって釣ることは熱中症も心配される。
そこでお勧めしたいのが、キスを狙っての夜釣りだ。「なんとなく分かる気がするけど、どうやって釣ったらいいの?」と思った人はぜひご覧いただきたい。
夜釣りのメリット
まず夜(半夜・夜明け前を含む)にキスを狙うメリットだが、
1.良型または大型が期待できる
2.日差しが無いので涼しい
3.他の釣り人が少ないのでポイントを確保しやすい
4.交通量も少ないので、車での移動がスムーズ
などが挙げられる。もちろん暗いので、足元に気を付けることや単独釣行を避けるといった注意点も必要となる。
釣り方
では釣り方だが、ここでは「本格的投げ釣り入門スタイル」という観点でご説明したい。そのほうが飛距離を伸ばして広範囲を探れるし、夜に活発になる他魚の大物がきた時にも対応しやすいからだ。
タックルは4m前後のオモリ負荷20~30号の投げザオに、投げ用のドラグ付きスピニングリール、ミチイトはナイロン3~4号、PEなら2~3号を150m以上巻き、テーパーラインを結ぶ。それにオモリ負荷相当の遊動式L型天秤をセットし、仕掛けは市販されているキス仕掛けの大きいサイズを選ぶと良いだろう。
狙うポイント
警戒心の強い良・大型のキスは、夜に潮通しが良く、砂地に海藻が生えた石やシモリが点在するところや、湾内や入江のカケアガリになっているところなどへエサを求めて回遊してくるので、そういうポイントを選ぶと良い。案外、水深の浅いところまでやってくるので、その場合はなるべくオモリを軽くして投入回数を減らし、できる限り人の気配を消して狙うように。
用意するエサ
エサはアオイソメと、できればチロリ(東京スナメ)を準備したい。イシゴカイも悪くないが、経験上、夜釣りではアオイソメとチロリに反応が良く、場所によってはチロリに大型のキスが食ってくることが多い。
狙い方は置き竿がキホン
実績のある釣り場や、ここぞと思うポイントに仕掛けを投入した後、ドラグを緩めて置き竿で狙うのが基本。それを3~4セット用意できればさらに確率も上がるだろう。
大きいキスほど警戒心が強いので、ドラグを緩めることでエサをくわえた時になるべく違和感を与えないようにする。10分に1回くらい軽く誘いをかけることも忘れずに。
やたらとフグにハリスを噛み切られる場合は、夜でも引き釣りスタイルでやることがあるが、この時はテンビンを固定式に変える。