大阪湾のヘチ・落とし込み釣りも最盛期突入まであとわずかとなってきました。4月中旬は乗っ込み終盤でお腹パンパンで綺麗な魚体、40cm前後の中型が主体でまずまず釣果。そしてGWに入るとまだ抱卵中の個体に加え、早くに産卵を終え一服後に食い気が戻ってきた個体がかなり交じるようになってきました。
不安定な時期
食い気が戻ってはきている個体がいるとはいえ、産卵中や一服を終えたばかりのために、この時期は特にチヌもナーバスで極端に不安定な時期になります。比較的、大阪湾の中でも北港(たまや渡船)はポイントも広大で、チヌのストック量も群を抜いているので不安定な中でもいい釣果が出てることもありましたが、他のポイントはどこも似たり寄ったりな状況でした。
GW初日休船のため29日に
さて、GWはいつもお世話になっています大阪・堺出島漁港出船の夢フィッシングよりホームの堺港新波止へ、10連休ということもあり4回釣行してきました。
GW初日の4月27日は強風のために残念ながら休船。29日は2便目の午前5時半便で渡りました。この日はスリット上段の底まできれいに見えるほどの透け具合…。
時合いの小一時間で5匹!
チヌも上層にほとんど見えないので、影になるスリットの柱前(外側)を少し深めのタナまで落として探っていきました。すると2ヒロ強で引き込むアタリ!40cmクラスがヒット!
「上層にチヌが見えないことから今日はアタるタナが若干深めのパターンか?」と同じように攻めますが、それからはまったくアタリも気配もなく時間も11時に。
早めのランチタイムにしようかと思いましたが、ふとスリットマス中を見てると柱の間にチラホラとチヌが見え出しました!そこで外側から柱間を攻めていくと着底と同時にアタリが!そこから頻繁にアタリがあり、小一時間で6回掛けて45cmを頭に5匹のチヌを取り込みました。
時合以外はアタらず
それからはパタッとアタリが止まりランチタイム。短いながらもまさにハッキリとした時合いでした。
少し休憩後、釣り始めますがやはりアタりません。夕方から雨予報でしたが午後3時過ぎには雨が落ちてきそうなので、午後3時便で撤収することに。すると迎え便が来る少し前にアタリがあり、1匹追加で終了。レインスーツを持ってきていなかったことを少し後悔しました。結局この日の釣果は7匹でした。
GW2回目の5月2日
5月2日も5時半便で渡堤。この日も透け透けでしたが、結構な数のチヌが柱間の上層でチラホラと見えてます。見えてるからにはサイトでなんとか食わそうと狙いますが、これがなかなか…ほとんど逃げられるか無視です(笑)。
そんな中でも三度アタリがあり、エサを柱間に投入後、追いかけていくチヌが見事に食ってくれて午前中は1匹釣り上げることができました。
この日も計7匹
午後から西寄りの風がほどよく吹き、スリットはいい感じに波気立ちました。
チヌがいるのは分かっているので、午後からも柱間を淡々と探っていきます。集中的な時合いはなく、単発ではありましたが午後6時までに47cmを頭に6匹追加、計7匹で終了しました。
使用したエサ
ちなみに29日はすべて岩ガニ、2日はパイプ虫でした。二度の釣行ともにまずまずの釣果で終えましたが、時合いやパターンを外すとまったくアタリはなく、ボウズや1、2匹で終了ということもあります。
残る2回の釣行ではボウズに…
そして5月4日は午前7時〜午後6時まで。6日は午前4時の始発便〜11時までの釣行でしたが見事に場所、時間帯、エサのパターンを外してしまいボウズという結果に。釣果を得ていた時と同じように攻めてはいたのですが…。
ちなみに岩ガニを使う人が多い中で5日、6日はアオイソメやアオコガネの虫系を使ってる人が数を釣っていた印象です。このような状況からしてもやはりかなりの不安定さがうかがえました。