季節の移ろいに確かな秋を感じる2026年。ビッグファイトを手軽に楽しめる秋の人気ターゲット「ワラサ」のご機嫌を伺いに松輪間口港「丸又丸」を訪ねました。台風直前で荒ぶるゲストフィッシュの猛攻の反面、本命はちょっと渋めな釣行で気付いた収穫をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・川添法臣)
東京湾のコマセワラサ釣り
かつては、この季節になると毎週のように通うほど熱中していた東京湾のコマセワラサ釣り。ところが近年は、身近なターゲットになったキハダやシマアジに目を奪われ、コロナ禍前あたりからすっかりご無沙汰しておりました。
ワラサ狙いで出船(提供:TSURINEWSライター・川添法臣)とはいえ、今でも東京湾の秋の釣り物を代表する人気の釣りであることは間違いなく、週末には大型船が満船になることも決して珍しくありません。
雨の中「丸又丸」で出船
台風接近に伴うシケ模様で出船も危ぶまれましたが、そぼ降る雨の中、松輪間口港の「丸又丸」に乗船し、いざ出船です。
東京湾コマセワラサ釣りタックル
竿:アルファタックル/デッキスティック・73フルアームド231 & デッキスティック専用アルミハンドル
リール:電動リール3000番台
道糸:PEライン4号
テンビン:弓形45cm
コマセカゴ:ステン缶80号(+コイン型オモリ20号)
クッションゴム:1.8mm×1m
ハリス:8号×6m
ハリ:ヒラマサ13号
エサ:オキアミLLL
同行者に3kg級ワラサがヒット!
剣崎沖の船団に合流し、開始時間を待って実釣スタート。すると開始間もなく、同行したKさんにヒット!
ワラサキャッチ(提供:TSURINEWSライター・川添法臣)大きく曲がった竿が魚の引きをしっかり受け止め、危なげなく取り込まれたのは3kgクラスのワラサ。幸先のいいスタートに、船上のボルテージも一気に上がります。
1分で仕掛けを入れ替える作戦
一方わたしは、激流の潮の中、サバやイナダの猛アタックに耐えながら、アタリがあろうとなかろうと「投入から1分」で仕掛けを入れ替える、確率重視の釣りに没頭しました。
使用したタックル(提供:TSURINEWSライター・川添法臣)剣崎ではコマセの使用量にローカルルールがあるため、1投に使うオキアミはステン缶へひとつかみ程度。付けエサは、エサ盗りに遭っていなくても2投に1回は新しいものへ交換します。
コマセと付けエサの同調
傍目には、ひたすら投入と回収を繰り返す「コマセ撒きマシーン」に見えるかもしれませんが、この短いサイクルを繰り返すことで、撒いたコマセと付けエサが理想的な位置関係にある(同調する)時間を、実釣時間全体のトータルでより長く確保することができ、結果として「必要以上のコマセを撒かずに済む」というメリットを産み出します。
アタリが多くて困る?
この釣りで困ることがあるとすれば“魚がたくさん釣れてしまう”こと。魚釣りに行っておいてこんなことを言うのも妙ですが、コマセと付けエサの“いい時間”を多く作るぶん、魚種を問わず必然的にアタリが多くなります。この日はその代表がマサバとゴマサバ。沖上がりが近づく頃には、取り込みでハリスをつかむ手に力が入らなくなるほどでした。
その数多くの魚との遭遇の中に、食い気のあるワラサが何回混じり、そのうち何匹が口を使うのか。つまり、指示ダナで偶発的なアタリを待つのではなく、魚と仕掛けが出会う“イイ状態”を可能な限り多く作り、その確率を積み重ねて本命に詰め寄る。これが今回、わたしが選んだワラサ釣りでした。
付けエサのオキアミとイカタンを持参
なお、付けエサはコマセの中から拾って付けるのが一般的ですが、手返し重視のこの場合、わたしは高価なものでなくて充分なので、付けエサ用のオキアミを持ち込みます。
オキアミとイカタン(提供:TSURINEWSライター・川添法臣)同サイズのイカタンも用意して、状況を見ながら合わせ掛けにしたり、オキアミの2尾掛け、一本掛けをそれぞれ試しています。
最終釣果はクーラー満タン
かくして、この日の釣果は70cm・2.7kgのワラサを筆頭に、1.5kgのイナダ、目の下一尺サイズのマダイ。そして、たっぷりのマサバ&ゴマサバとソーダガツオでクーラーは満タン。帰る頃には雨も上がり、心地よい疲れに包まれての帰港となりました。
クーラー満タン(提供:TSURINEWSライター・川添法臣)ゲストのサバが高評価
ところで、ゲストフィッシュとしてたくさん釣れたこのサバたち。実は、かつて「松輪サバ」として一世を風靡したブランドフィッシュ。わが家では本命以上の高評価でした。すぐに食べ切れない分はサバフレークに加工し、皮付きの身はアカムツやオニカサゴ用の特エサとして切り分けて冷凍保存。余すところなく活用しました。
アルファタックル「デッキスティック(DeckStick)」
当日コマセワラサ釣りに使用したロッドは、アルファタックル「デッキスティック・73フルアームド231」。専用の「デッキスティック専用アルミハンドル」と組み合わせて使用しました。
デッキスティック・73フルアームド231(提供:TSURINEWSライター・川添法臣)デッキスティックは、ライトゲームから中深海まで、幅広い船釣りに対応するゲームロッドシリーズです。グラスロッドならではの粘りと復元力を備えながら、ゲームロッドらしい軽快な操作性も追求。さまざまな釣りへの汎用性を持ち合わせています。
東京湾コマセワラサ釣りとの相性
今回のようなウネリのある海況では、船の上下動を吸収しながら仕掛けを安定させることが重要になります。「デッキスティック・73フルアームド231」は、高いウネリを吸収し、コマセを撒くシャクリでも竿先が跳ね上がりにくい、グラスロッドならではのしっとりとした使用感が特徴です。
その粘りと復元力を受け継ぎながら、軽快な操作性も備えているため、今回のように短い間隔で投入と回収を繰り返す釣りにも好相性。本命のワラサだけでなく、サバやイナダなどゲストのアタリも多かった今回の釣行では、このロッドの扱いやすさに助けられました。
釣りビジョンの新番組にも登場
日本唯一の釣り専門チャンネル「釣りビジョン」の新番組『辰巳ゆうとの釣りユートピア』では、「演歌界の王子」こと辰巳ゆうとさんが「デッキスティック・73フルアームド231」を手に初めてのワラサ釣りへチャレンジします!
辰巳ゆうとさん(提供:TSURINEWSライター・川添法臣)わたしも講師役として同船しましたが、実際に使った辰巳さんからも「軽くて扱いやすい」と好評でした。
初回放送は2026年10月31日(土)21時。ぜひご覧ください!
<川添法臣/TSURINEWSライター>


