3月最後の日曜日となった31日、そろそろシーズン本番に入る、乗っ込みチヌを狙って、淡路島・岩屋一文字へ釣り仲間4人でフカセ釣行をした。この日は前日の予報では爆風…、その予報は的中して強風の中での釣りとなった。
風裏の赤灯台へ
道中、明石海峡大橋を渡る時点で、明石海峡の掲示板には「風速13m」と表示されていた。まともに風を受けると釣りどころではないので、少しでも風裏になる場所を…と、赤灯台周辺に上がることにした。各自が釣り座を決めて準備に取り掛かる。
午前中は本命アタリなし
今回の仕掛けは、磯ザオ1.5号にレバーブレーキ付きスピニングリール、ミチイトはアトミックスライダー磯1.5号にハリスはウルトラフレキシブル磯1.5号を使用。ハリは鬼掛・軽攻めチヌ2号。ウキには煌黒のG2を使用し、ウキ止めを付けた半遊動仕掛けで開始した。
ウキ下はハリス2ヒロに遊動部分1ヒロの3ヒロでスタート。
何回か投入するも、風の影響で仕掛けがなじまず、2B負荷のウキに変更した。仕掛けはなじむようになったが、なかなかチヌからのアタリはなく、時々イソベラが釣れる程度だ。
繰り返し仕掛けを投入していくが時間だけが過ぎていき、結局昼近くまでアタリなし。少し休憩を入れることにした。
一瞬の潮変わりで!
お昼のご飯を食べて午後1時に再開。朝に比べると風は幾分マシになったが、相かわらずチヌからのアタリはない。
時刻もすでに2時30分。その時、今まで右に流れていた潮が、一瞬左に流れた。ウキに集中していると、ウキが一瞬で視界から消えた。アワセも決まり、やり取りを開始する。明らかに今までとは違い、チヌ独特の頭を振る感覚が伝わってきた。
難なく上がってきたのは35cmくらいのチヌだ。無事タモ入れも終わり、ストリンガーに掛けて2匹目を狙っていくも、またもや潮が右流れにかわりアタリがなくなってしまった。
あと1匹と頑張ったが、結局チヌからの反応はなく午後3時に納竿とした。ここ岩屋一文字はこれから乗っ込みチヌのシーズンに入る。乗っ込み期にはチヌの型、数ともに大いに有望な釣り場だけに期待したい。
<永井芳明/TSURINEWS・WEBライター>
岩屋渡船