バス釣り好き14人が雨の芦ノ湖に集結! ヒロ内藤氏率いる「ブートキャンプ」に潜入

バス釣り好き14人が雨の芦ノ湖に集結! ヒロ内藤氏率いる「ブートキャンプ」に潜入

芦ノ湖を道場に、全国から腕自慢のアングラーが集うバスフィッシングの強化合宿がある。アメリカンルアーショップ「SAVAM(サバン)」(https://www.savam.jp/)が主催する『芦ノ湖ブートキャンプ』だ。隊長を務めるのはヒロ内藤氏。参加者はそれぞれ課題を持ち込み、技術向上を目指して一泊二日、徹底的にバスフィッシングと向き合う。まさに「合宿」の名にふさわしい濃密なイベントである。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・川添法臣)

川添法臣

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「ヒロ内藤」氏の紹介

「名前は聞いたことあるけど、詳しくは知らない」という方のために、簡単にご紹介しておこう。ヒロ内藤こと内藤裕文(ないとう・ひろふみ)氏は、1955年6月25日、群馬県生まれ。現在は米国・フロリダ州在住。

1983年、日本人として初めて世界最高峰のバストーナメント「バスマスタークラシック」にプレスアングラーとして登録。本場アメリカ最先端のバスフィッシング理論やルアーフィッシング文化を、日本へ精力的に紹介してきた。

その後、アメリカの名門ルアーメーカー・バグリー社に入社。ルアー開発に携わりながら、ルアーフィッシングの本質を追究する。さらに、アメリカンルアー業界最大手・プラドコフィッシングへ移籍し、環太平洋地域統括責任者およびPRADCO JAPAN代表を歴任。

2020年に退社するまで、数十年にわたりアメリカンルアーの魅力を日本へ伝え続けた。

2020年にはYouTubeチャンネル「HIROism(ヒロイズム)」を開設。現在もバスフィッシングの本質を問い続け、その奥深さを探究し続けている。

インターネットが普及する以前、海外の最新情報を手軽に得る手段がほとんどなかった1980~90年代、氏が雑誌やビデオで紹介するアメリカ最先端のテクニックやフィッシング理論は、日本のバスフィッシング界にとって極めて貴重な情報源だった。

その影響力は非常に大きく、現在でも氏を敬愛し、その功績に敬意を抱くアングラーは、プロ・アマを問わず数多い。

バス釣り好き14人が雨の芦ノ湖に集結! ヒロ内藤氏率いる「ブートキャンプ」に潜入ブートキャンプ開始(提供:TSURINEWSライター・川添法臣)

余談だが、日本人女性初の宇宙飛行士として知られる向井千秋氏は、ヒロ内藤氏の実姉である。

【関連情報】

ヒロ内藤氏・ルアー塾&講演会(2006年10月17日@たてばやし向井千秋記念こども科学館)

芦ノ湖ブートキャンプ

そして、この芦ノ湖ブートキャンプでは毎年のように驚ろかされる出来事が起こる。芦ノ湖へのブラックバス移入100周年となった昨2025年には、イベント期間中に10lbオーバー(4790g)のノーザンラージマウスバスがキャッチされ、大きな話題となった。

果たして、今年はどんなドラマが待っているのか──現地で体験した熱気と興奮をレポートする!

バス釣り好き14人が雨の芦ノ湖に集結! ヒロ内藤氏率いる「ブートキャンプ」に潜入アングラー14人が集まった(提供:TSURINEWSライター・川添法臣)

雨の芦ノ湖に集結した14名!

前日に梅雨入りしたばかりの2026年6月8日、月曜日。午前4時30分、神奈川県・芦ノ湖の「おおばボート」に、14名の参加者が集まった。ご存じの通り、6月は祝祭日のない月である。

しかもこの日は、週明けのド平日。雨がそぼ降る夜明け前にもかかわらず、駐車場には各地のナンバーを付けた参加者の車が、静かに並んでいた。

集合時間を迎えると、ボートハウスで参加費の徴収が行われ、あわせてヒロ内藤氏から参加者へ差し入れが配られた。中身はピーナッツバターを挟んだクラッカー。内藤氏がアメリカで釣りをするとき、実際に食べているという”現場の味”である。

さらに、会期中の2日間、それぞれバスを手にした先着3名、計6名に、2008年の日本限定カラーであるREBEL社のハンプバック(かつて「ファストバック」の名で知られたルアー)がプレゼントされることも発表された。

ペアで釣りを楽しむ

このイベントでは、船舶免許を持つ参加者と持っていない参加者が2人1組で同船し、互いの釣りを見聞きしながら一日を楽しむ。何度か参加してすでに顔見知りの組み合わせもあれば、この日が初対面となるコンビもある。

「普段はどんな釣りをしているのか」
「今日はどこへ向かうのか」
「半日をどう組み立てるのか」

そんな会話を交わしながら、同船者同士で釣り場や攻め方を相談していく。何しろ、ここに集まっているのは筋金入りのマニアばかり。この時点ですでに、会話の濃度がかなり高い。

やがてスタートの時間となり、ヒロ内藤氏による開会のペップトークが始まった。

「このブートキャンプってのは、手取り足取り何かを教えるってものじゃあないんですね。敢えて教えることがあるとしたら、それは”精神力の強さ”。どんな時でも諦めない、辞めない、というその強さ。それがみなさんのルアーを動かす中に、必ず活きてくる。ブートキャンプに来てくれる人たちは、一般的には”ものすごく変わってるよ”って言われるかも知れない。でもみんな真剣に釣りが好きで、だからあんだけ雨が降っても辞めないし、誰一人泣きが入らない。そこはやっぱり、ルアー釣りを楽しむルアーマンとしては最高の人たちがここに揃ってると思ってます。そんなわけで、今日も頑張って色々試していきましょう。僕自身も、みなさんに教えるなんてつもりは毛頭無くて、みなさんから教えて貰うことの方が多いくらいなんですね。今日は、みなさんがやったことを夕食の時に話しながら、色んな意見交換をすることによって、自分の釣りをどういう風に自分で変えていけるか。そのヒントが出来てくると思いますんで、今日は頑張って一日、思いっきり釣りを楽しんで来てください。僕も頑張って来ます。では行きましょう、スタートです!」

バス釣り好き14人が雨の芦ノ湖に集結! ヒロ内藤氏率いる「ブートキャンプ」に潜入ボート釣りを学んでいく(提供:TSURINEWSライター・川添法臣)

内藤氏が操るバスボートをはじめ、参加者が分乗した7艇は、エンジン音を響かせながら、それぞれの狙いのポイントへ向けて散開していった。

1本目のバスは同船者に来た!

この日、筆者と同船した参加者のUさんは、普段、エレクトリックモーターでバス釣りを楽しむ芦ノ湖・湖尻エリアの通人。桃源台港から湖尻水門までのサイトフィッシングを指南頂いたが、風が吹き出したためボート店の桟橋周辺での釣りにサイドチェンジ。

筆者が葦際へ投げたクレイジークローラーに魚は出たがフッキングに至らず。その同じ場所でUさんはブイのアンカーに着いたバスを発見。しかし見えバスは賢く、Uさんが送り込んだディープサスペンディング ラトリンログを見てはいるもののバイトには至らなかった。

そこでボートポジションを少しずらし、アプローチし直したところ1投目でヒット!

取り込まれたのは美しい魚体のノーザン・ラージマウスバス。ブートキャンプ第1号となる釣果に、釣ったUさんはもちろん、操船役の私も大歓喜に包まれた。

バス釣り好き14人が雨の芦ノ湖に集結! ヒロ内藤氏率いる「ブートキャンプ」に潜入芦ノ湖のバスがヒット(提供:TSURINEWSライター・川添法臣)

次回予告

次回は初日の結果と、なぜ彼らはアメリカンルアーにこだわるのかを紹介。アングラーを虜にするアメルアの魅力を深掘りします!

<川添法臣/TSURINEWSライター>

▼この釣り場について
芦ノ湖

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