今年のお盆休みは台風の影響が強く、海にはウネリが入り、砂浜への釣行はできない日が続いていた。そうなると必然的に港内がポイントとなってくる。相模湾では、このような場所は神奈川の三浦半島に少しだけ。ほかには、静岡・伊豆半島の各港や、駿河湾なら清水港や焼津港が挙げられる。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・諸伏健一郎)
清水港で投げキス釣り
8月15日(土)、やっと取れた休日に友人と日程を合わせ、清水港へ向かった。しかし、当日は出発時間から雨。途中の東名高速御殿場IC付近までは土砂降り。天気予報では曇りのはずだったのに、ついてない。
釣り場となる三保貝島岸壁には4時半に到着したが、まだ雨が降っている。スマホの雨雲レーダーを見ると、少し待てば雨雲は切れるようなので、そのまま車中で待機、小雨になったところで釣りの準備に入る。いつまた雨が降りだすかわからないので、短期決戦になりそう。エサはジャリメを使用した。
友人へレクチャー
この場所が初めての友人に、まず簡単なレクチャーをする。「底はきれいな砂地ではなく、いろいろ障害物が沈んでいるので、あまり積極的にサビくと根掛かりが連発してしまう。そのため、置き竿にしてアタリがあってから巻き上げるほうが釣果を上げられる」と話す。
良型キスがダブルヒット!
1投目を見届けているとすぐにアタリがあり、巻き上げに入っている。仕掛けには、良型キスがダブルで付いていた。これで連れて来た甲斐があったと、ひと安心。
ダブルでヒット(提供:週刊つりニュース関東版APC・諸伏健一郎)第1投をやや右の6色に投入する。着底後にイトフケを取り、竿にセットした指ゴムを使用して、三脚に竿尻を浮かせたヤジロベエスタイルで立てかける。
すると、すぐに大きく穂先を2度3度と引き込むアタリがきた。一旦、間をおいてから巻き上げに入ると、かなりの重さがあり、複数の魚が掛っている予感がする。根掛かりさせないように高速リーリングをしていると、ドンと何かに引っかかったような感じがあった。竿を大きくあおると、グングンと魚の引きがある。どうやらハリ掛りしたキスに、ヒラメかマゴチが食いついたようだ。
1色ほどやりとりしたが、ハリには掛かっていなかったらしく、最終的にはキスを放してしまった。巻き上げた仕掛けには本命が3尾付いていたが、そのうち1尾は背骨が折れていて、ウロコはズルむけ。もしハリに掛かっていたとしても、釣り座が岸壁の上なので、釣り上げることは難しかっただろう。結果的にこの出来事が当日のクライマックスとなってしまった。
二人で15cm級40尾
その後も投入のたびにアタリがあり、ときには3連、4連でキスが順調に釣れてくる。だが、とにかく雨がうっとうしい。小雨になってやんだかと思うと、すぐに強く降りだしたり。そのたびに車中に避難するので、釣りに集中できない。
当日の釣果(提供:週刊つりニュース関東版APC・諸伏健一郎)2人でキスの釣果を重ねていくが、7時半ごろになると雨脚が一層強くなった。協議の結果、一旦竿を仕舞い、雨雲がない東方面へ大きく移動することにした。
結局、清水港での釣果は、15cmクラスが2人で40尾ほど。うしろ髪をひかれる思いで釣り場をあとにした。
移動は失敗
その後、沼津を目指して東へ転進しながら、できる場所で釣りをしようと話し合い、R1バイパスを東進していると、由比を過ぎたあたりで雨はやんだが、今さら戻る気もないので、途中の蒲原海岸で竿を出す。
しかし、台風で底の状態が変わってしまったのか、根掛かりがひん発し、釣果はフグだけ。さらに移動し、最終的には沼津の我入道海岸に到着した。
狩野川からの濁りはなく一見よさそうな状態に見え、さらに前月はキスの釣果があったので期待したが、2時間やってもアタリは少なく、ここでの釣果はキスは0尾。釣れたのは小メゴチとフグだけ。
場所移動して、もう少し粘ってもよかったが、青空になり気温が上昇してきたので、ここでおとなしく納竿した。結局、キスの釣果があったのは清水港のみ。あらためて、場所の選定が大事と痛感させられた釣行となった。
今後の展望として、清水港内のキスは型こそ小さくなるが、ピークを迎えるだろう。ピンギスが交じると思うが、場所を選べば良型の数釣りが可能。とにかく、この暑さなので、体調を一番に考え、水分など十分に用意して、楽しい釣行にしたい。
後日清水港へ再訪
8月24日(月)、前回釣果のあった静岡・三保貝島岸壁にキス狙いで釣行した。
週半ばから、連日の雷雨で、海の濁りが釣りにどう影響するだろうか。
5時に到着、岸近くの少し広くなっている場所に釣り座を構えた。1投目を正面5色に投入、イトフケを取ったあと、三脚に立てかけてアタリを待つ。
投げキスのタックル(作図:週刊つりニュース関東版APC・諸伏健一郎)すると、なんだか竿先がフラフラと上下に揺れている。何かおかしいと思い、ミチイトの先を凝視すると、そこには巴川から雨で流れてきたと思われる大量の川ゴミが引っかかっている。
ゴミと一緒に仕掛けが動いてしまい、ポイントからすぐ外れてしまう。投げ直そうとリーリングを開始すると、見える範囲以外にも海中にあるイトにゴミが引っかかっていたので、まるで運動会の万国旗のような状態になっている。これでは、アタリが出るはずがない。
ゴミを避けヒット
2投目からは手持ちでイトフケをコントロールして、ゴミがあまりつかないようにすると、キスが釣れ始めた。
本命手中(提供:週刊つりニュース関東版APC・諸伏健一郎)しかし、食いはイマイチの様子で、連掛けにはならない。魚が掛かってきても、巻き上げ途中で天ビンや仕掛けにゴミが引っかかり、魚が外れてしまうことがあるため釣果は伸びない。
30cm級のキビレヒット
それでも辛抱強く釣っていると、4色付近でいきなり竿を引ったくられる大きなアタリがきた。どうみてもキスとは違うので、慎重に巻き上げを開始する。途中、何度か引き込みがあり、そのたびにリールを巻く手を止めるが、どうにか天ビンが見える距離まで寄せると、仕掛けには銀色の平たい魚が掛っている。空気を吸わせて弱らせてから、ゆっくりと抜き上げると、魚の正体は30cmクラスのキビレ。
清水港では定番の魚だが、投げ釣りで釣ったなかでは最大クラスの大きさになる。どうりで引くわけだ。その後も5色付近のポイントに仕掛けが入ると、キスはポツポツ釣れてくるが、ゴミの影響で、うまくこのポイントに入らない。
キビレも登場(提供:週刊つりニュース関東版APC・諸伏健一郎)かなり気をつかう釣りになってしまった。このため、体力と気力が限界となり、9時に納竿。釣果は12~18cm15尾。ハリ掛かりがよかったピンギスはリリースして、持ち帰ったのは9尾。ゲストはキビレ1尾と、ヒイラギ、アジ。
今後の展望としては、ピンギスがすでに交じり始めているので、これからの季節、数は期待できる。入門にはもってこいの時期となるだろう。
<週刊つりニュース関東版APC・諸伏健一郎/TSURINEWS編>
清水港・三保貝島岸壁
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