「小アジが全く釣れない…」 狙いと仕掛けを変えたら34cmウマヅラハギ登場!【須磨海づり公園】

「小アジが全く釣れない…」 狙いと仕掛けを変えたら34cmウマヅラハギ登場!【須磨海づり公園】

2024年11月1日に営業を再開した「須磨海づり公園」。私(筆者)が初釣行した2026年6月は惨敗に終わったが、その日に目にした光景が8月の再釣行で蘇った。本命の釣りが不発となるなか、放った「二の矢」「三の矢」がズバリ的中。34cmのウマヅラハギを筆頭に、30cmオーバー3匹を手にすることができた。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)

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伴野慶幸

へっぽこ釣り師の伴野慶幸です。尼崎~垂水間の渡船利用の沖堤防 がメインフィールドです。

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須磨海づり公園で惨敗

台風による大きな被害から改修工事を経て、2024年11月1日に営業を再開した須磨海づり公園。

私は釣果情報にウマヅラハギやチヌ(クロダイ)の名前が並んでいた2026年6月、初めて新生・須磨海づり公園を訪れた。しかし、速い潮流を克服できず、エサ取りの多さにも苦戦して結果は惨敗。

一方、南釣台の西角付近では、ベテラン師に教わりながらサビキ釣りを楽しんでいた若者グループが、予想外の大型ウマヅラハギを2匹キャッチ。

西釣台ではカゴ釣りでチヌとマダイも上がっていた。

「小アジが全く釣れない…」 狙いと仕掛けを変えたら34cmウマヅラハギ登場!【須磨海づり公園】西釣台から奥に北釣台を臨む(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)

「釣り方と釣り座の選択を誤った。速い潮への対策も甘かった」惨敗のなかで見た光景が、次回釣行へのヒントになった。

平日にリベンジ釣行へ

その後も釣果情報には注目していたが、土日祝には入場制限となる日もある。エサ釣りにこだわる私の場合、ゆとりを持って釣るなら平日の方が良いと考え、しばらく様子を見ることにした。そして午前中が上り潮となる8月18日、計画休暇を取って満を持して2回目の釣行へ。

「小アジが全く釣れない…」 狙いと仕掛けを変えたら34cmウマヅラハギ登場!【須磨海づり公園】新しくなった海釣り公園(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)

「お盆休み後の平日なら来園者も少ないだろう」という狙いは的中した。午前5時過ぎ、入園受付事務所前の先客はわずか3人。

「小アジが全く釣れない…」 狙いと仕掛けを変えたら34cmウマヅラハギ登場!【須磨海づり公園】入園受付事務所・売店(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)

私は4番目に並ぶことができた。午前6時の開園後、先客3人のルアーマングループは南釣台の先端方向へ。

おかげで私は狙っていた西釣台の角へ入ることができた。南釣台の沖向きにはルアーマンが並んだ一方、私の周囲は親子連れや若者グループが中心。混雑日のような窮屈さもなく、気分良く準備に取り掛かった。

「小アジが全く釣れない…」 狙いと仕掛けを変えたら34cmウマヅラハギ登場!【須磨海づり公園】南釣台にルアーマンが集中(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)

釣った小アジでノマセ釣り

当初の作戦は、竿下サビキ釣りで小アジを確保し、それをエサにノマセ釣りで青物を狙うというもの。ただし、小アジが不調だった場合に備えてカゴ釣りへ転換できる準備を整え、さらに足元を狙うミャク釣り用のタックルもロッドケースに忍ばせていた。

竿下サビキ用に持ち込んだのは、とっとパーク小島でも使っている重量級タックル。3mの投げ竿にミチイト5号を巻いた両軸リールを組み合わせ、上カゴからクッションゴムを介してイエロースキン5号、ハリス4号の太サビキをセット。

 

 

下には40号オモリの鉄カゴを付けた上下ダブルカゴ方式だ。

「小アジが全く釣れない…」 狙いと仕掛けを変えたら34cmウマヅラハギ登場!【須磨海づり公園】使用タックル(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)

速い潮流のなかでも、できるだけ竿下へ仕掛けを落とす狙いである。

「小アジが全く釣れない…」 狙いと仕掛けを変えたら34cmウマヅラハギ登場!【須磨海づり公園】使用した仕掛け(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)

サビキにアタリなし

ところが竿下サビキを始めても、小アジやイワシが寄ってこない。少し離れた釣り人がイワシを単発で釣ったものの、後が続かない。早くも当初の作戦が崩れたが、海面を見て驚いた。上下のカゴから出る撒きエサに寄ってきたのは、数匹のウマヅラハギだった。

ここで6月の惨敗日に見た光景が蘇る。「あの日もサビキでウマヅラハギが釣れていた」そこで、小アジ狙いからウマヅラハギ狙いへとターゲットを変更した。

テンビンカゴ釣りに仕掛け変更

カゴ釣りへの転換も想定していたため、撒きエサ用のアミエビとオキアミ、刺しエサ用のオキアミも持参していた。まずは6本のサビキ針のうち3本にオキアミを刺してみる。しかし敵もさるもの。オキアミだけを器用についばみ、なかなか針掛かりしない。手持ち竿で掛けようとしても上手くいかない。

「小アジが全く釣れない…」 狙いと仕掛けを変えたら34cmウマヅラハギ登場!【須磨海づり公園】撒きエサと刺しエサ(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)

目の前にはウマヅラハギがいるのに釣れない。フラストレーションが溜まる中、「どうすれば自然にエサを食わせられるか」と考え直した。「カゴ釣り用のパーツを持って来ているじゃないか。テンビンカゴだ!」

下カゴにテンビンを追加し、その先に3号ハリス約40cmとカン付チヌ1号針をセット。サビキ針より自然にオキアミを食わせようという「二の矢」を放った。

二の矢で34cmウマヅラハギ

午前7時20分ごろ、その二の矢がズバリ的中した。置き竿にしていた竿先の動きが一気に強まる。慎重に巻き上げるが、相手はパワフル。バラシを恐れながら海面まで浮かせると、テンビンの先に掛かっていたのは狙い通りのウマヅラハギだ。

恐る恐るタモ入れして無事キャッチ。サイズは34cm。周囲の釣り人から熱い視線を浴びながら、至福の喜びに浸った。

ミャク釣りでも狙ってみる

ウマヅラハギを活け締めしてクーラーへ入れ、追釣を狙う。しかし、やはりウマヅラハギは難敵。再びオキアミだけをかすめ取られる時間が続いた。そこで、もう一度6月の光景を思い出す。

「ミャク釣りタックルも持って来ているじゃないか!」

須磨海づり公園では竿を2本まで出せるため、撒きエサに寄ってきた魚を、竿下サビキのすぐ横でミャク釣りでも狙うことにした。3mの硬調竿にミチイト3号を巻いた小型両軸リールを組み合わせ、クッションゴム付き3号オモリの先に3号ハリス約40cm、カン付チヌ1号針をセット。これが「三の矢」だ。

ミャク釣りの置き竿に3アイゴ

ミャク釣りでもウマヅラハギのエサ取りを攻略できず、持久戦を覚悟して置き竿にした。ところが不思議なもので、置き竿にしてから魚が掛かった。午前8時30分前、ドラグが「ジーッ」と音を立てて一気にラインが出る。慌てて竿を手に取ると、強烈な引きで魚が海中を走り回った。

硬調竿だけに、竿の強さとバラシの危険性は紙一重。慎重に浮かせてくると、見えたのは焦げ茶色のまだら模様。思わず「ウワー」と声が出た。隣の釣り人が振り向き、少々気恥ずかしい。

しかし、ここでバラしたらもっと恥ずかしい。無事タモに収まったのは、30cmオーバーのアイゴだった。

「小アジが全く釣れない…」 狙いと仕掛けを変えたら34cmウマヅラハギ登場!【須磨海づり公園】アイゴはヒレの毒に注意(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)

アイゴはヒレに毒棘を持つため、取り扱いには十分な注意が必要だ。

「小アジが全く釣れない…」 狙いと仕掛けを変えたら34cmウマヅラハギ登場!【須磨海づり公園】アイゴ30cmオーバーが釣れた(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)

テンビンカゴにもアイゴ

その後も「撒きエサを詰める→オキアミを刺す→エサを取られる」という持久戦が続いた。竿下サビキとミャク釣りを併用しているので手間も2倍。フラストレーションまで2倍になってくる。

それでも粘っていると、午前9時40分過ぎ、竿下サビキの竿先が力強く震えた。今度こそウマヅラハギか。期待して巻き上げたが、テンビンの針に掛かっていたのは2匹目のアイゴだった。

「小アジが全く釣れない…」 狙いと仕掛けを変えたら34cmウマヅラハギ登場!【須磨海づり公園】2匹目のアイゴ(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)

本命不発を救った二の矢三の矢

この日は周囲も苦戦していた。隣の親子からは「あんな大きいの釣りたい……」という声が聞こえ、南釣台に並んでいたルアーマンたちも青物が回ってこないため、次々と釣り場を後にしていった。私も本来の作戦だった小アジ狙いからのノマセ釣りは成立しなかった。

それでも、カゴ釣り用のテンビン仕掛けとミャク釣りタックルを準備していたことで、目の前に現れたウマヅラハギに合わせて「二の矢」「三の矢」を放つことができた。本命がダメだった場合を想定した準備と、その場で釣り方を変える機転が結果につながったと実感した釣行だった。

34cmウマヅラハギ頭にアイゴ

その後は下げ潮に転じ、小サバやフグなどのエサ取りが増えてきたため、午前11時に納竿。最終釣果は34cmのウマヅラハギ1匹と、30cmオーバーのアイゴ2匹。数こそ3匹だが、いずれも30cmを超える良型で満足できる釣果となった。

「小アジが全く釣れない…」 狙いと仕掛けを変えたら34cmウマヅラハギ登場!【須磨海づり公園】最終釣果(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)

アイゴは毒棘に要注意!

なお、アイゴはヒレに毒棘を持つ危険な魚だ。釣れた場合は素手で触らず、針を外す際もプライヤーなどを使用して毒棘に十分注意したい。扱いに慣れていなければ、無理に持ち帰らず安全を優先して対応してほしい。

入園受付事務所で延長料金を精算し、板氷を購入。

最後は冷房の効いた「海鮮食堂すま家」でかき氷を食べ、火照った身体を冷ましてから須磨海づり公園を後にした。帰宅後は持ち帰った魚の下ごしらえに奮闘。ボリューム感のある夕食を満喫し、6月の惨敗から始まったリベンジ釣行を締めくくった。

「小アジが全く釣れない…」 狙いと仕掛けを変えたら34cmウマヅラハギ登場!【須磨海づり公園】釣果は食べ応えじゅうぶん(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)

<伴野慶幸/TSURINEWSライター>

▼この釣り場について
神戸市立須磨海づり公園

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