暑さもピークを迎え、夜釣りが楽しいシーズンになりました。今回は夜の磯からクエを狙って釣行。簡単には食い込まない難しいアタリを捉え、3.6kgの本命をキャッチすることができました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・多賀英二)
夏夜のクエ釣り
日中に比べて暑さを避けやすく、クエの活性も高まるといわれる夜釣り。暗闇の中、いつ訪れるか分からない大物からのアタリを待つ時間も、この釣りならではの魅力です。
ただし、夜とはいえ夏の磯は暑く、熱中症への備えは欠かせません。空調服などの暑さ対策に加え、水分は余裕を持って用意しておきます。また、磯では蚊が大量に発生することもあるため、虫よけスプレーや蚊取り線香などの対策も準備しておくと安心です。
夜釣りでクエを狙う(提供:TSURINEWSライター・多賀英二)当日のタックル・仕掛け
当日はMHクラスのロッドにLD(レバードラグ)リールを組み合わせ、ショートタイプの板バネを使用しました。アタリが出てから取り込みまでは、立った状態、もしくは腰を下ろした状態でロッドを手持ちにしてファイトします。大型魚を相手にするだけに、慣れないうちは危険も伴います。
ヘルメットなどの安全装備を整え、無理をしないことが大切です。このスタイルで特に重宝するのがLDリール。瞬間的にドラグを調整できるため、アタリが出てから食い込ませ、フッキングして取り込むまでの一連の動作をスムーズに行えます。
使用したタックル(提供:TSURINEWSライター・多賀英二)使用したエサ
付けエサにはサバとメジカ、マキエにはイワシを使用しました。潮が速く、イワシが狙った場所にとどまらないときには、付けエサ用のサバをぶつ切りにして投入。付けエサについても1匹掛けだけにこだわらず、途中から手のひらサイズにカットしたものを使用しました。
マキエでクエのポイントを作る
釣り開始時は潮が動いていたため、まずは広範囲にマキエを投入しました。
その後も20分ほどの間隔でマキエを入れ、狙うポイントが定まってからは1カ所へ集中的に投入。クエをポイントに寄せ、できるだけその場にとどめることを意識します。
時間の経過とともに潮は次第に緩み、やがて満潮を迎えました。
ロッドが突然曲がる!
満潮から約1時間が経過したころ、突然ロッドが大きく曲がり込みました。急いでロッドへ駆け寄りますが、曲がった状態のまま動きが止まります。どうやら、まだ完全には食い込んでいないようです。途中で止まるようなアタリだったため、それほど大型ではないと判断。
ロッドを手持ちに切り替え、魚が走り出す瞬間に備えます。すると、「ゴンッ、ゴンッ」という感触が手元までダイレクトに伝わってきました。「これは間違いなくクエだ」そう確信しましたが、ここで焦ってアワセを入れずに待ちます。
そして、魚が走り始めたタイミングで一気にアワセを入れると、無事にフッキング成功です。
3.6kgクエをキャッチ!
魚は手前のハエ根へ回り込もうとします。ここはフルドラグでロッドに体重を乗せて耐え、根へ入られるのを阻止。そのまま浮かせて姿を見せたのは、狙い通りのクエでした。重量は3.6kg。クエとしては小型ながら、力強いファイトを十分に楽しませてくれた1匹です。
画像説明文入力位置(提供:TSURINEWSライター・多賀英二)今回の釣行で感じたポイント
今回改めて感じたのが、マキエでしっかりとポイントを作ることの大切さです。特に狙う場所が定まってからは、1カ所へ集中的にマキエを投入し、魚をその周辺にとどめることが重要だと感じました。
付けエサのサイズ
また、ヒット時の付けエサはメジカのぶつ切りでした。以前にも1匹掛けからぶつ切りへ変更した途端にアタリが出た経験が何度かあります。今回の結果からも、10kg未満のクエを狙う場合には、ぶつ切りのエサも有効な選択肢になりそうです。
小型でもワイヤー仕掛けが有効
さらに、小型のクエであっても、活性が高ければワイヤー仕掛けに問題なく食ってくることも確認できました。
ワイヤー仕掛けでも問題ない(提供:TSURINEWSライター・多賀英二)釣ったクエを寝かせて味わう
今回は釣ったクエをすぐには食べず、冷蔵庫で寝かせてからいただきました。刺し身と炙りにしてみると、どちらも脂が乗って甘みがあり、上品な味わい。釣る楽しさだけでなく、釣った後に味わえるのもクエ釣りの大きな魅力です。
クエの炙り刺し(提供:TSURINEWSライター・多賀英二)水温も上がりきって安定し、これからさらにクエとの遭遇チャンスが増えてくる時期。次はさらに大きなサイズを夢見て、夜磯へ足を運びたいと思います。
<多賀英二/TSURINEWSライター>



