行き慣れた釣り場を離れ、初めて訪れた憧れのフィールド。そこで思い描いていた釣りを展開、そして思い焦がれた本命と出会う…忘れられない釣り旅となることでしょう。旅行気分に浸るならその土地のグルメは外せません。岐阜在住の筆者が東京で釣りを堪能、さらには地元グルメの深川めしを味わいそのおいしさに感動した話です。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・かにおけ)
東京出張ついでのヘチ釣り
4月も半ばのこと、会社から東京出張を言い渡された筆者。突然のことに驚きながらも行き先を聞けば江戸川区の葛西というところ。場所を調べてみるとディズニーランドの近くで地下鉄東西線の沿線……。
なぬ、運河のある深川の近くではないか。これはヘチ釣りの絶好の機会、仕事だけして帰るのはもったいない! とばかりに続きで連休をもらい臨むこととなりました。
出張といいつつ釣り具……(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)業務は滞りなく
6月14日夜、前乗りで東京入り。翌日から真面目に仕事に励みます(笑)。3日間の業務を滞りなくこなし、明日から釣りができると意気揚々の17日夕方、まずは夕食に深川めしを味わおうと葛西から地下鉄東西線に乗車、以前訪れた店のある門前仲町へと向かいました。
東京にきたぞ(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)深川めしとは
深川めしとは、アサリとネギの味噌汁をご飯にかけるというスタイルの、江東区深川エリアに昔から伝わる郷土料理です。もともとは漁師の賄い飯がルーツのいわゆるぶっかけ飯、聞いただけで食欲をそそります。
特に気取らず主張せず、しかし唯一無二の存在感。一昨年東京湾運河を釣行した際に夕食でいただき、その味が忘れられずいつかまたと思っていたところに今回の出張、というわけなんです。
道中の川をチェック
電車を降り、駅を出た表通りの交差点で信号待ち。ふと前を見るとビルの間に橋がかかっているのが見えます。ということはそこには川がある、川があれば覗きたくなる、これは釣り人の性(笑)。まだ明るいし一応チェックしておこう、ちょっと寄り道をしてみました。
デカチヌが乱舞!
そこにはやはり水路が延びていて海まで繋がってそうな雰囲気です。橋のたもとから下を覗いてみると何やらユラユラと動くものが。よく見るとそれは太い胴体に白い腹、ヘチに向かって口をパクパクさせている……。
普通にクロダイが……(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)それはまぎれもなくクロダイ、しかも年なしサイズのでっかいやつがあっちこっちに浮いているではないか。予想以上の光景にびっくり、我を忘れて見入ってしまいました。
恐るべし東京湾、釣りの気分を上げるには十分すぎる光景です。このあと目当ての店に向かいましたが残念ながら休み。まあいいか、明日もあるしホテルに戻って釣りの準備をすることとしました。
翌日に釣行
翌日、朝早くに目が覚め、外をのぞいてみれば……しっかりと雨。午前中のチャンスタイムは諦め、夕方の上げ潮に向けて臨むこととしました。午後からは雨も止んだので、バイクシェアを利用して以前釣行した潮見運動公園へと向かいました。
移動は電動自転車(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)クロダイ落とし込みタックル
この日のために新しい落とし込み(ヘチ)釣りタックルを用意。IDAワークスのヘチ竿バンビーノ、合わせるリールは同じくエベレストの組み合わせです。
旅先での釣行にピッタリな細身、軽量、コンパクトな仕様。スーツケースに押し込んで持参したタックルを駆使し岸際を打っていきます。さてその答えは如何に?
良型いぶし銀クロダイと対面成功
夕方6時を過ぎ、いっそう潮が満ちて流れも複雑になります。ここで地合いがきたのか手元に確かな反応、そして強烈なパワーが竿をぶち曲げる。バラさないよう慎重に落としダモで受け取れば、そこに現れるは良型いぶし銀。東京湾クロダイにまた出会うことができました。
東京湾クロダイ(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)和食堂たこ井で深川めし実食
クロダイも釣れたし、あとは深川めしが食べられれば完璧。このあと20時にちゃんと予約しておきました。時計を見ればあと1時間ほど。急いでホテルに戻り、地下鉄に乗って門前仲町へ。スムーズな乗り継ぎで無事に店に辿り着きました。その店とは、富岡八幡宮の近くにある「和食堂たこ井」さんです。
和食堂たこ井(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)落ち着いた雰囲気のカウンター席でお酒や料理を楽しめる居酒屋さんです。魚料理が多いので我々魚好きにはピッタリ。まずはキンキンに冷えたビールとアジフライでウォーミングアップした後、いよいよ本番!ご主人にお願いして作っていただきました。
これぞぶっかけ飯!
しばらくして登場した深川めし。丼の中身はおおっ、これぞぶっかけ飯!ご飯にかかるのは大きなアサリがごろごろ入った赤味噌汁。そこにネギの緑色が相まって見た目も鮮やかです。
画像説明文入力位置(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)早速実食へ。アサリの風味とぷりぷり感、それに同調する油揚げの食感、アクセントのネギシャキシャキ感、そして全体をまとめる味噌味。これはもうただのぶっかけ飯ではない、立派なご馳走です。何度でも食べに訪れたい、特別な時間に感謝です。
ホテルの朝食でも深川めし
余韻を残したまま翌日へ。滞在する東陽町のホテルでは何と朝食バイキングにも深川めしが出されます。これもスルーできるはずもなく、ご飯の上に好きなだけ汁をかけていただきまーす。こちらもアサリの風味豊かにしっかりした味わい、勢いで3杯いただきました。もう、おいしすぎて滅。
気分はグルメ旅
もともと出張だったのに気分はグルメ旅。ミッションクリアで大満足です。東京での休日は有名観光地そっちのけでクロダイ釣りと深川めしに終始した旅となりました。しっかり釣りをして、地元のグルメをおいしくいただく。これって最高じゃないですか?
気分はグルメ旅行(提供:TSURINEWSライター・かにおけ)<かにおけ/TSURINEWSライター>
汐見運動公園


