久しぶりに静岡県・駿河湾沼津エリアでボート釣りを満喫してきた。今回は初挑戦となる手前船頭での中深場釣りに挑戦。朝一番から大型ゴマサバの連発で幕を開け、妻は本命のオニカサゴを複数匹キャッチ。午後は浅場へ移動し、筆者も本命アカハタを仕留めることができた。乗合船とはひと味違う、マイボートならではの自由な釣りを存分に楽しめた一日をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター藤倉聡)
目次
フウセンキンメに憧れ中深場釣りへ
愛艇を係留している「ヤマハマリーナ沼津」のホームページでフウセンキンメの釣果情報を見つけた妻が、「フウセンキンメを釣ってみたい!」と大興奮。
しかし筆者は、これまでマイボートで中深場を釣った経験がない。いきなり水深200~300mのポイントへ向かうのはリスクが高いと判断し、まずは水深120~160m前後で狙える根魚五目釣りで経験を積むことに。午後は海況が良ければ浅場へ移動し、ロックフィッシュも狙う二本立てプランを立てた。
深場&浅場のリレー
午前中は片テン吹き流し仕掛けで中深場のオニカサゴ、午後はルアーや一つテンヤでオオモンハタやアカハタなどのロックフィッシュを狙う作戦とした。
狙うポイント
中深場のポイントは事前に「海釣図V」で等深線を確認し、大瀬崎沖とマリーナスタッフから教えてもらったポイントを選択。浅場は西浦沖と木負沖を釣り歩き、15時頃まで楽しんで帰港する計画を立てた。
ベタナギの絶好コンディション
7月5日、中潮。当日は曇り空で風もほとんどなく、一日を通してベタナギ。ボート釣りには申し分ないコンディションとなった。
ベタナギだった(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)当日のタックル
中深場のタックル(作図:TSURINEWSライター藤倉聡)エサは中深場・浅場ともにサバの切り身をメインに、サンマやイカの切り身も用意。浅場では海エビやワームも使用した。
ひとつテンヤのタックル(作図:TSURINEWSライター藤倉聡)いずれもフィッシュフォーミュラー「KAIRI DMPT サシエ用」を数滴染み込ませ、集魚効果を高めて実釣に臨んだ。
使用したエサ(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)ヤマハマリーナ沼津から出艇
当日は妻の沼津市内の実家を出発し、途中で24時間営業の釣具店「タイシ」に立ち寄ってエサを購入。
その後、「ヤマハマリーナ沼津」へ向かい、桟橋に係留してある愛艇「Wisteria」に荷物を積み込んだ。準備を整え、午前6時20分に出船した。
朝イチは大型ゴマサバ祭り
約40分で最初のポイントとなる大瀬崎沖、水深150mラインへ到着。ミンコタ・アイパイロットを使ってスポットロック(定点保持)し、いよいよ釣り開始だ。すると一投目から妻のロッドが大きく絞り込まれた。「きた!すごい引き!」慎重なやり取りの末、水面に現れたのは丸々と太った大型ゴマサバ。
大型ゴマサバ登場(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)狙いの底物ではなかったものの、このサイズなら十分うれしい一匹だ。続く投入でも妻のロッドが再び大きく曲がる。今度は良型ゴマサバとアジのダブルヒット。アジは途中で外れてしまったものの、ゴマサバは無事にキャッチした。
(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)筆者にも明確なアタリがあり、高速巻きで回収するとこちらも37cm級のゴマサバだった。
37cm級ゴマサバ(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)朝から大型ゴマサバが次々とヒットし、船上は一気に活気づいた。
大物を痛恨のバラシ
しかし、その後は潮が非常に速くなり、120号のオモリでも底取りが難しい状況となった。
妻とのオマツリも頻発したため、近くの別ポイントへ移動。水深142mラインで釣りを再開すると、妻はヒメをキャッチ。その後、筆者にも「コツコツ」と本命らしき前アタリが訪れた。
しっかり食わせて巻き始めると、これまでとは明らかに違う強烈な引き。期待を膨らませながら慎重にやり取りしていたが、途中で妻のラインと交差したように見えたため、オマツリと判断して高速巻きした瞬間、7号ハリスが無念のラインブレイク。正体を見ることはできなかったが、悔しさの残る一尾となった。
妻が本命オニカサゴを連発
二枚潮の影響で釣りにならなくなったため、再びポイントを移動することにした。初めての手前船頭での中深場釣りだったため、この周辺のポイントをあまり把握していなかったが、「海釣図V」で等深線を確認し、水深120mラインのポイントへ向かうことにした。到着後、まずは妻の仕掛けを速潮仕様へ変更する。
オニカサゴの仕掛け(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)この判断が功を奏したのか、ほどなくして妻がロッドを曲げた。「赤い魚だ!オニカサゴ!」慎重に巻き上げると、本命のオニカサゴとアヤメカサゴの一荷。
本命キャッチ(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)サイズこそ小ぶりだったが、本命を手にした妻は満面の笑み。その後も同サイズのオニカサゴを追加し、船上は一気に盛り上がった。時刻は11時30分。筆者は根掛かりで天秤ごと仕掛けを失ってしまったこともあり、中深場での釣りはここで終了。午後は予定どおり浅場のロックフィッシュ狙いへ切り替えた。
ロックフィッシュゲームに転戦
午後0時30分、西浦沖の水深18mラインへ到着。ここではミンコタのオートパイロット機能を利用し、ボートを流しながら広範囲を探っていく。
広範囲を探る(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)妻はスイミングテンヤに赤金カラーのワームをセットしてキャストを開始。
1投目からヒット!
すると1投目からロッドが大きく絞り込まれる。しかし、予想以上の強烈な引きに対応できず、惜しくもフックアウト。「今のは大きかった……。」悔しそうな表情を見せたが、魚の活性は高そうだ。
本命アカハタをキャッチ
筆者は一つテンヤの孫バリにサバの切り身を付け、ボトムを丁寧に探っていく。すると、「ゴンッ!」明確なアタリのあと、重量感のある引きが伝わってきた。慎重に浮かせてきたのは、この日浅場での本命だったアカハタ。
アカハタ手中(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)サイズは20cmほどだったが、本命だけにうれしい一匹となった。
その後は妻も一つテンヤへ変更。二人ともカサゴを追加しながらロックフィッシュゲームを満喫した。
カサゴを追加(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)最後は木負沖へ移動してみたものの追加はなく、午後3時に納竿とした。
当日の最終釣果
筆者
・アカハタ 1匹(20cm)
・カサゴ 1匹(24cm)
・ゴマサバ 1匹(37cm)
妻
・オニカサゴ 2匹(※リリースサイズ)
・アヤメカサゴ 1匹
・ヒメ 1匹(23cm)
・ゴマサバ 2匹(37~44cm)
※小型のオニカサゴは資源保護のためリリース。
釣果グルメを堪能
持ち帰った魚は、今回も「マックスバリュ沼津南店」内にある「山正鮮魚部」で調理してもらった。アカハタとカサゴは刺し身と皮の湯引きに仕立ててもらい、店内で購入した魚とともに豪華な盛り合わせに。
豪華な盛り合わせ(提供:TSURINEWSライター藤倉聡)後日、ゴマサバは味噌煮や味噌漬け、カサゴとアヤメカサゴは塩焼き、ヒメやアラは味噌汁にして味わった。どの料理も期待以上のおいしさで、釣り人ならではの贅沢な食卓となった。
初めての手前船頭中深場は大成功
今回の釣行は朝から大型ゴマサバの連発でスタートし、妻は本命のオニカサゴを複数匹キャッチ。筆者も午後の浅場で本命アカハタを手にすることができ、初めての手前船頭による中深場釣りとしては十分すぎる成果となった。
マイボートならではの魅力
乗合船では味わえない「ポイント選び」「操船」「魚探を見ながら狙う楽しさ」は、マイボートならではの魅力だと改めて実感した。今回の経験で中深場釣りへの不安は大きく解消された。次回はいよいよ妻が熱望しているフウセンキンメにも挑戦してみたい。駿河湾には、まだまだ夢のターゲットが数多く待っている。
<藤倉聡/TSURINEWSライター>
出船場所:ヤマハマリーナ沼津


