初夏の日差しが川面を照らし、吹き抜ける風にも夏の匂いが混じり始めた6月23日。大型テナガエビを求めて、三重県桑名市を流れる揖斐川へ足を運んだ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)
揖斐川河口でテナガエビ釣り
揖斐川河口は伊勢湾へと注ぐ広大な汽水域を形成しており、多くの魚介類が集まる豊かな環境が広がる。
揖斐川河口の様子(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)護岸沿いには消波ブロック帯や石積みが連なり、テナガエビにとって格好の隠れ家となっている。
使用したハリ(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)特に大型個体は障害物周辺を好むため、今回は実績の高い消波ブロック帯を重点的に攻めることにした。
使用したオモリ(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)消波ブロックの隙間からウロハゼ登場
現地へ到着したのは潮位の高い時間帯。普段は露出している消波ブロックも大半が水没しており、狙えるポイントは限られていた。加えて風も強く、水面は細かな波でざわついている。
エサ付け(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)仕掛けが流されないよう重めのオモリを使用し、消波ブロックの隙間へ正確に送り込む。
隙間へ送り込む(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)釣り開始から間もなく、穂先に細かな振動が伝わる。何度も連続して叩くような反応だったため、テナガエビではなく魚と判断。軽く聞き合わせると重みが乗り、そのまま一気に引き抜いた。
ウロハゼ登場(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)姿を現したのは15cmのウロハゼ。がっしりとした体格と大きな頭部が印象的で、河口域ではおなじみの魚だ。エサ取りとして嫌われることもあるが、力強い引きで楽しませてくれる存在でもある。
その後は反応が遠のいたため、狙い方を変更。日中のテナガエビは物陰の奥へ入り込むことが多いため、消波ブロック帯の割れ目や影になる部分へ仕掛けを落とし込んでいく。
18cm大型テナガエビ登場!
しばらくすると、張っていたラインがゆっくりと奥へ吸い込まれた。魚のような鋭いアタリではなく、違和感なくエサを運んでいく独特の動き。まさにテナガエビらしい反応だ。慌てて合わせることはせず、ラインを送り込みながらじっくり待つ。やがて動きが止まったところで、ゆっくり竿を立てる。その瞬間、確かな重量感が伝わった。
大型登場(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)根へ潜ろうとする抵抗をかわしながら慎重に浮かせると、水中に長い腕を広げたシルエットが浮かび上がる。上がってきたのは18cmの大型テナガエビ。堂々と伸びたハサミは迫力十分で、河口域でもひときわ存在感を放つサイズだった。光を受けた半透明の体は美しく、成熟したオスならではの風格を感じさせる。
良型が連発
その後も同クラスの良型が続けてヒット。数こそ多くなかったものの、サイズには恵まれ、十分満足できる内容となった。
良型ヒット(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)夏に向けてさらに期待大
今回の釣行では18cm級を筆頭に良型中心の釣果を得ることができた。揖斐川河口はテナガエビだけでなく、ハゼやカニ、小魚など多様な生き物が暮らしており、それぞれ異なる反応を見せる。その変化を読み取りながら狙いを絞る過程も、この釣りの大きな魅力だろう。
これから本格的な夏を迎えれば、水温上昇とともに大型個体の活性もさらに高まるはずだ。揖斐川の消波ブロック帯には、まだ見ぬ大物が潜んでいるかもしれない。
動画で見る
<HAZEKING/TSURINEWSライター>
揖斐川


