5月上旬、初夏の気配が漂う河川で夜のテナガエビ掬い調査を実施。雨後の濁りで苦戦しながらも7cm級の良型をキャッチ。活性上昇を感じた実釣の模様をレポートする。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)
テナガエビ掬い
テナガエビは気温が20℃を超える頃から活性が一気に上昇する。夜行性のため、日没後しばらくするとテトラ帯や護岸の隙間から姿を現し、エサを求めて動き始める。
こういう川で釣れる(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)そのため、条件が良ければライトで水面を照らした際、一面に群れる姿を確認できることも珍しくない。毎年恒例となっているのが、専用のエビ網を使った採取だ。
エビ掬い網(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)可否とルールは要確認!
ただし、この採取方法には注意点もある。テナガエビは共同漁業権の対象魚種となっている地域もあり、水域によっては採取制限が設けられている場合がある。
また、都道府県ごとの漁業調整規則によって、夜間の灯火採取や網の使用が制限されるケースもあるため、事前に現地ルールを確認して楽しみたい。
雨後の濁りで苦戦
ポイントへ到着したのは日没10分前。まだ周囲には薄明るさが残っており、水面を照らしてもエビの姿は確認できない。そこから30分ほど経過し、完全に暗くなったタイミングで、ようやくテトラ側面に小さく反射する光を発見した。
ライトは必須(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)しかし、2日前の雨の影響で川には濁りが入り、エビのシルエットはかなり見えづらい状況。決して簡単なコンディションではない。慎重に狙いを定め、テナガエビの背後からそっと網を差し込む。
網を被せた直後、跳ねたタイミングに合わせて素早く反転させ、一気に掬い上げた。最初に上がってきたのは全長4cmほどの個体。半透明の体には幼さが残るものの、細長い腕にはテナガエビらしい特徴がしっかり現れていた。
画像説明文入力位置(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)テナガエビは危険を察知すると後方へ跳ねる習性があるため、背後から網を入れるのが捕獲率を上げるコツになる。
良型7cm級テナガエビ
時間の経過とともに潮位は上昇。しかし濁りはなかなか取れず、視認できる個体数も少ないまま厳しい時間が続いた。そんな中、堤防の階段際でわずかに土煙のような濁りが舞い上がるのを確認。ライトに驚いた生物が動いたサインだ。
ハゼも網に入ってきた(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)すかさず静かに網を差し入れ、そのまま覆い被せる。すると直後、網の中で激しく暴れ出した。先ほどとは明らかに違う重量感が手元へ伝わってくる。慎重に引き上げると、姿を現したのは全長7cmの良型テナガエビだった。
良型テナガエビ(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)透き通る体に長く発達した腕を備え、その姿はまるで汽水域の剣士のよう。大きく伸びたハサミはオス特有の特徴で、今後さらに成長が期待できそうな個体だっ た。
濁り次第でさらに好釣果に期待
今回の調査では、1時間で5匹という結果。数こそ伸びなかったものの、テナガエビの活性が確実に上向いていることを確認できた。
1時間で5匹(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)今後、雨後の濁りが落ち着き、晴天が数日続けば川はクリアウォーター化し、川底まで見渡せる好条件になるはずだ。テナガエビ掬いは、水の濁り具合によって成果が大きく左右される遊びでもある。次回はさらに条件の整ったタイミングを狙い、大型個体の追加を目指してみたい。
これが最高(提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)テナガエビ掬いの動画を観る
<HAZEKING/TSURINEWSライター>

