船シロギス釣り入門 【予約・服装・道具・エサ・釣り方の基本を解説】

船シロギス釣り入門 【予約・服装・道具・エサ・釣り方の基本を解説】

シロギスは野山の緑が濃くなり、これから盛夏へ向かうにつれ、活性が一段と高まる。活発にエサを追い小気味のよい魚信を送ってくるので、女性、子ども、初心者でも容易に釣ることができ、船釣り入門には格好な釣り物だ。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・大村隆)

アバター画像 TSURINEWS編集部

船釣り エサ釣り

船宿の予約〜乗船

週間釣況欄を見て船宿を選び、釣行日、釣り物、人数を予約し、ほかにタックル、ライフジャケットなどレンタルを希望する物があればそれらの確認をしておく。

当日は時間に余裕を持って船宿に到着しよう。受け付けで乗船名簿を記入し釣り座を決める。馴れないうちは操舵室の横辺りに釣り座を確保すれば、船長にいろいろ聞くことができ、アドバイスをして貰えるからお勧めだ。船に乗り込む際には、スタッフの指示に従い安全に乗り込むように。

釣行時の服装、持参する物

これからの洋上は晴天時にはかなりの日差しが強くなる。それに対応する服装で、キャップ、サングラス、レインウエア、を持参する。また、船上は滑りやすいので、滑り止めの付いたサンダルやデッキシューズを履くように、また日焼け止めクリームや冷たい飲み物なども十分に持参したい。

タックル

船シロギス釣り入門 【予約・服装・道具・エサ・釣り方の基本を解説】良型キスも期待できる(提供:週刊つりニュース関東版APC・大村隆)

竿

長さ1・5~2m、8:2ないし7:3調子、オモリ負荷5~20号のもの。終日手持ちで対応するので、軽量でアタリをキャッチしやすい敏感な穂先を有する専用竿が理想だが、バスロッドやパックロッドなどでも代用可能。

リールとミチイト

リールは小型両軸でも問題ないが、仕掛けをチョイ投げし広範囲を探ることも頻繁にあるから1500~2500番くらいのスピニングリールが扱いやすい、これにミチイトのPEライン0・8~1号を100m以上巻いておけば安心だ。

天ビン・オモリ

天ビンには、遊動式と固定式があるが、できるだけイト絡みを防ぐために、軸径が細めで飾りがないシンプルなもので、腕長15~18cmくらいが使いやすい。

オモリは潮の速さによって小田原型の15~20号が標準使用となるが、船中統一となるので船長の指示に従う、まれに根掛かりでロストすることもあるので天ビン、オモリとも、複数個を持参するように。

仕掛け

先の天ビンを使用する吹き流し仕掛けと胴突きの1、2本バリ仕掛けがある。天ビン吹き流し仕掛けは、天ビンに仕掛けが絡み付くことがままあるから、馴れないうちは胴突き1本バリ仕掛けの使用をお勧めしたい。

双方ともミキイト・枝スともフロロカーボン1号とし、ハリは吸い込みを重視し、細軸の流線や競技用キスの6~7号を使用する。

船シロギス釣り入門 【予約・服装・道具・エサ・釣り方の基本を解説】連掛けで釣果を伸ばそう(提供:週刊つりニュース関東版APC・大村隆)

その他必要アイテムとあると便利なグッズ

釣り具などの物入れバッグやクーラーなどは、いうまでもなく必携。ライフジャケットは持参するか船宿で借りる。また、ロッドホルダーや竿やすめ、ハサミ、ペンチなども忘れずに持参するとように。また、魚バサミ、ハリ外しなどもあれば便利。

エサと装餌方法

付けエサにはジャリメと青イソメがあるが、いずれのエサも食いには遜色がない。昨今は、多くの船宿では青イソメのみを常備している。そこで青イソメの付け方を説明したい。

イソメに水分があると滑って付けにくいから、タオルなどの上で水分を取ってから付けるといい。細いイソメは頭の硬い部分にハリを打ち、チョン掛けに付け、タラシを3~5cmとる。

太めのイソメは頭の下からハサミで切り取り、切り口からハリ先を刺し入れ、ハリ軸いっぱいに通してからハリ先を出し、タラシは同様に3~5cmとする。食いが渋いといって長くしても、6cm以内に止めるように。

船シロギス釣り入門 【予約・服装・道具・エサ・釣り方の基本を解説】菊池恋悠くんに良型(提供:週刊つりニュース関東版APC・大村隆)

釣り方

投入の合図が出たら、リールのベールを起こしスプールのイトに、竿を振る手の人差し指を掛け、オモリを振り子の要領で振って軽く前方へと投げ入れて落とし込む。その際にスプールに指の腹を軽くあて、サミングをかけながら送り込むとイト絡みが防げ、スムーズに送り込める。

オモリが着底したらイトフケをとり、リールを巻きながらゆっくりサビいてくる。ここで魚に遭遇すればすぐに明確なアタリが現れる。アタリがなく仕掛けが船下まで寄ってきたら、そこで竿先を20~30cm上下させて誘いをかける。

この時あまり底を切らず、シロギスが底上10~30cmの範囲を泳ぐイメージを持って誘い続けることが肝要。それ以上上げてしまうと泳層から外れ、まったく食ってこないからだ。

アタってから回収まで

アタリは明確で、竿先をブルッブルンと小気味よく叩く。これを察知したら手首を返す程度に軽くアワセを入れる。ハリ掛かりしたら、あとは魚の引きを楽しみながらスムーズに巻き上げればいい。先イトが見えたら巻く手を止め、竿を立てながら引き寄せ、オモリを掴んで魚を抜き上げる。

ハリを飲み込まれていたら両エラを親指、人指し指を入れ強く挟み、イトを強く引っ張るとほとんどの場合スポッとハリが出てくる。

取り込んだ魚は一時的には海水がそそぐオケに泳がせておけばいいが、なるべく早めに予め氷と海水を入れて冷やしておいたクーラーへ移す方が新鮮さを保てる。

また、これからは邪魔者の赤クラゲが発生しやすい時期となり、これの触手が仕掛けにまとわり付くと、魚の食いが極端に落ちてしまう。もし付いたら、すぐ歯ブラシやタオルを使って取り除く。素手でこれに触れると、毒性でピリピリする。触れてしまったらすぐに海水で洗い流すように。

船シロギス釣り入門 【予約・服装・道具・エサ・釣り方の基本を解説】早掛け制した三村奏太くん(提供:週刊つりニュース関東版APC・大村隆)

アフターフィッシング

新鮮さを保って持ち帰った魚はウロコを落としてから三枚下ろしにして刺し身、昆布締め、さらに柵にしてのシャブシャブも極上の食味。さらに軽く塩を振っての焼き魚にしても美味しいが、開いて天日干しにしてから焼くと、また一段と美味しさが増す。

さらに開いてからの天ぷら、フライもいうまでもなく絶品。まったく癖のない淡白な白身だけに、どんな料理も逸品に仕上がる。

これは釣り人だけが有する特権だから、ぜひ存分にご賞味いただきたい。

<週刊つりニュース関東版APC・大村隆/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2026年5月22日号に掲載された記事を再編集したものになります。

「釣り好き歓迎」求人情報求人情報を掲載希望の方はコチラ

さらに求人情報を見る
さらに求人情報を見る